ウチの学校の事務だよりシリーズ。3月はさぼったので2月号はこちら。
今年度も給料袋に、事務部からのお知らせを同封します。給与改定や年末調整など、最新の情報をお届けしますが、最優先のコンセプトは【忙しいときは出さない】です。どうぞよろしく。
さて、この4月1日から空前と言っていいぐらいに様々なことが変わっています。主導した人事課ですら「もうしわけないが……」と低姿勢だったぐらい。順を追って説明しましょう。
◇給料月額の改定
ここ何年も、わたしたちの給与は下がり続けてきました。しかし今年度は違います。なんと給料表が久しぶりに改定されたのです……説明しながらもテンションがあまり上がらないのですが、それは以下の理由によります。
・改定の効果がほぼ30才までの職員、あるいは期限付任用職員(1級在級者)にしか及ばないから。
・上がろうが下がろうがそれ以外の職員は現給保障されていることが多いので関係ないから。
・本当は去年の4月にさかのぼって改定されて、12月末には「差額」というおこづかいまで出るはずだったのに、県が補正予算を組むのを嫌がったので一年延びた結果だから。
・改定されてもたいした額じゃないから。
……いちいちもっともです。でもよく考えるとこれってでかい話なのです。なぜかと言うと、民間企業の労使が春闘で500円や1000円レベルでバトルをくり広げていることを考えてください。トヨタのような大企業でも、ボーナスは気前よく出すくせに本俸のアップはなかなか認めません。実はそっちの方がはるかに影響が大きいからなのです。わたしたちの給与で言えば、6月の期末勤勉手当で5万円支給額が増えるより、給料額が1000円アップする方が、生涯賃金で考えればずっとお得なのですから。
それに、若い連中の賃金がアップすることは、のちに必ず上の年齢層にも波及します。よほどのことがないかぎり、給料額の下克上はありえないからです。
◇管理職手当の減額延長
景気のいい話はもうおしまい。管理職手当はこれまで「平成17年4月1日から平成20年3月31日のあいだ」13%のカットが行われていました。それが「平成20年4月1日から平成23年3月31日まで」今度は18%カットすることに。ご愁傷様。
さて、壮絶に変わっているのは旅費の方なのですが、これは次号で。
※給与振込
年に2回しかない振込手続きの時期。なるべく現金支給をさけていただけると助かります。ウチの場合、銀行に向かうのは事務職員と技能士。なにしろどちらもケンカを売られやすいルックスなので(実は虚弱なのに)、銀行に行くたびにビクビクしているのです。申し込み、あるいは振込口座、金額の変更は23日(水)までホリへ。
画像は「クローバーフィールド」
「あのぉ、この映画を観ると車酔いみたいになる可能性があるんですけどよろしいですか?」イオンシネマのお姉ちゃんが挑発(笑)。悪くない映画だったので許す。