Bunkamuraオーチャードーホールに東京フィルハーモニー交響楽団「ニューイヤーコンサート2020」に出掛けてきた。今年の指揮者は円光寺雅彦だ。
演奏の曲目は前半が
ヨハン・シュトラウス二世の「美しく青きドナウ」
古関裕而の「東京オリンピック・マーチ」
ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」
ラプソディ・イン・ブルーでゲスト演奏者としてピアノを弾いた清塚信也が松任谷由実の「春よ、来い」を自身の編曲で弾いたのが前半のアンコール。
後半の曲目は、
おなじみエドワード・エルガーの「威風堂々」
抽選で選ばれた2曲は、
グリーグの「ペール・ギュント」から「朝」とヴォルフ・フェラーリの「マドンナの宝石」から間奏曲。
そのあとは恒例のモーリス・ラヴェル「ボレロ」で盛り上がる。
抽選で指揮ができるヨハン・シュトラウス一世の「ラデツキー行進曲」だが、今年の当選者は8歳の女の子。この子の指揮が微妙に二拍子を外していたが、見事だったのはその指揮にきちんと合わせたオーケストラ。勢いのいいラデツキーがなんとなく間延びしたマーチになってしまったのも、また一興であった。
最後も去年と同じくボルカの「雷鳴と稲妻」で、オーケストラが思い切りのびのびと大音響を響かせて終了。今年はフルートとオーボエ、それにトロンボーンの名演奏があった。ファゴットとクラリネットもよかった。打楽器系の活躍も目立ち、総じて出来のいい演奏だった。
昨年と同じ朝岡聡さんの軽妙な司会でテンポよく進み、2時間半があっという間だった。
今年も入口で八海山の枡を貰い、帰り際には出口で甘酒をもらった。来年もまた来れればいいなと思う。