バレンタイン:食傷気味? 3割が「あってもなくても」 2008年2月14日 毎日夕刊
http://mainichi.jp/select/today/news/20080214k0000e040064000c.html
今年は国産チョコレートメーカーがバレンタインのキャンペーンを始めて50年。各店舗では14日まで熱心な商戦が続いているが、一方で最近の調査では3割の人が「あってもなくても良い」と答えるなど、バレンタインは食傷気味と感じる人も少なくないようだ。
「楽天リサーチ」(東京)が1月中旬に全国の男女計1200人を対象に初めて行ったインターネットを使った調査によると、バレンタインで女性が男性にチョコを贈る習慣が「あってもなくても良い」と答えた人が31.8%と「どちらかと言えば必要」(24.9%)を上回り、「どちらかと言えばいらない」も21.8%いた。特に男性では不要派(37.3%)が必要派(29.2%)を大きく上回った。
女性は「交際相手に贈る」(14.2%)と並んで「自分のために買う」(13.5%)と答えた人も多かった。年々、高級化するチョコ商戦の中で「自分への贈り物」を重視する女性の傾向がくっきりと現れた。「女性が愛を告白する日」という当初のイベント趣旨は大きく様変わりしているようだ。
横浜市の会社員の女性(29)は「特別な相手がいれば役立つ機会だけど、義理チョコはあげない。私の会社は昨年、社長が『義理チョコお断り』の“おふれ”を出したので、男性も女性も気楽だった」。千葉県習志野市のカフェスタッフの女性(29)も「20歳くらいからは『意味がないし、面倒くさい、何でしないといけないの?』と感じた」と話す。
北海道文教大教授(食生活論、動物行動学)の荒井三津子さんは「最近は商品がどんどん高額化している一方で、それがどこのいくらの商品かが分かる状態でもあり、みんなしらけてきた。女性たちは他のことで忙しく、イベントとしてはある意味、役割を終えたのでは」と分析する。
もはや男性陣が今夕、「今年はチョコをもらえなかった……」と嘆くような時代ではなくなったのかも。
確かに、50年前とは恋愛に対する価値観も大幅に変わってきていて、女性の側から男性に告白するにも、それ程強い抵抗感もなくなってきているでしょうし、当初の『女性から男性に告白することができる合法的?なチャンス』的な意味合いはかなり薄れてしまったと思うのですが、その反面 お世話チョコだの友チョコだの、売る側ばかりが バレンタイン商戦と称して勝手に盛り上がっていれば、肝心の購入する側の女性が白けるのも無理ないでしょうね…(苦笑
実際、女性がバレンタインにチョコを送りたい相手で『付き合っている彼氏』とした割合は14.2%に過ぎず、夫の36.7%は言うに及ばず、自分の父親19.8%、自分の息子17.7%よりも低いようですし、仕事関係の14.7%や自分買いの13.5%とほとんど変わらないのが現実。10代でこそ、『付き合ってはいないが好きな人』に贈る割合が12.0%あるものの、『自分の仕事関係の人』が20代で21.0%、30代で25%、40代でも16%と(夫や自分の父親、息子など身内を別にすれば)非常に高い割合を示していますし、会社で経費をもってくれなければ、義理チョコとて数がかさばれば自腹を切る金額もバカにならないだけに、贈るほうも翌月お返しをする方も双方にとって負担になっているのが実態ではないでしょうか。
まあ、このシーズンは女性にとっては新製品を楽しみにするという、自分買いの需要が伸びているようですし、一概にイベントの意味がないとまでは言いませんが、以前から見れば、このイベントの意味合いもかなり変わってきているんでしょうね。
調査レポートはこちら。(贈る相手、義理か本命か、プレゼントの中身と予算、自分買いの予算、ホワイトデーのお返しについて、バレンタインデーの存在意義などを調査しています)
http://research.rakuten.co.jp/report/20080124/
http://mainichi.jp/select/today/news/20080214k0000e040064000c.html
今年は国産チョコレートメーカーがバレンタインのキャンペーンを始めて50年。各店舗では14日まで熱心な商戦が続いているが、一方で最近の調査では3割の人が「あってもなくても良い」と答えるなど、バレンタインは食傷気味と感じる人も少なくないようだ。
「楽天リサーチ」(東京)が1月中旬に全国の男女計1200人を対象に初めて行ったインターネットを使った調査によると、バレンタインで女性が男性にチョコを贈る習慣が「あってもなくても良い」と答えた人が31.8%と「どちらかと言えば必要」(24.9%)を上回り、「どちらかと言えばいらない」も21.8%いた。特に男性では不要派(37.3%)が必要派(29.2%)を大きく上回った。
女性は「交際相手に贈る」(14.2%)と並んで「自分のために買う」(13.5%)と答えた人も多かった。年々、高級化するチョコ商戦の中で「自分への贈り物」を重視する女性の傾向がくっきりと現れた。「女性が愛を告白する日」という当初のイベント趣旨は大きく様変わりしているようだ。
横浜市の会社員の女性(29)は「特別な相手がいれば役立つ機会だけど、義理チョコはあげない。私の会社は昨年、社長が『義理チョコお断り』の“おふれ”を出したので、男性も女性も気楽だった」。千葉県習志野市のカフェスタッフの女性(29)も「20歳くらいからは『意味がないし、面倒くさい、何でしないといけないの?』と感じた」と話す。
北海道文教大教授(食生活論、動物行動学)の荒井三津子さんは「最近は商品がどんどん高額化している一方で、それがどこのいくらの商品かが分かる状態でもあり、みんなしらけてきた。女性たちは他のことで忙しく、イベントとしてはある意味、役割を終えたのでは」と分析する。
もはや男性陣が今夕、「今年はチョコをもらえなかった……」と嘆くような時代ではなくなったのかも。
確かに、50年前とは恋愛に対する価値観も大幅に変わってきていて、女性の側から男性に告白するにも、それ程強い抵抗感もなくなってきているでしょうし、当初の『女性から男性に告白することができる合法的?なチャンス』的な意味合いはかなり薄れてしまったと思うのですが、その反面 お世話チョコだの友チョコだの、売る側ばかりが バレンタイン商戦と称して勝手に盛り上がっていれば、肝心の購入する側の女性が白けるのも無理ないでしょうね…(苦笑
実際、女性がバレンタインにチョコを送りたい相手で『付き合っている彼氏』とした割合は14.2%に過ぎず、夫の36.7%は言うに及ばず、自分の父親19.8%、自分の息子17.7%よりも低いようですし、仕事関係の14.7%や自分買いの13.5%とほとんど変わらないのが現実。10代でこそ、『付き合ってはいないが好きな人』に贈る割合が12.0%あるものの、『自分の仕事関係の人』が20代で21.0%、30代で25%、40代でも16%と(夫や自分の父親、息子など身内を別にすれば)非常に高い割合を示していますし、会社で経費をもってくれなければ、義理チョコとて数がかさばれば自腹を切る金額もバカにならないだけに、贈るほうも翌月お返しをする方も双方にとって負担になっているのが実態ではないでしょうか。
まあ、このシーズンは女性にとっては新製品を楽しみにするという、自分買いの需要が伸びているようですし、一概にイベントの意味がないとまでは言いませんが、以前から見れば、このイベントの意味合いもかなり変わってきているんでしょうね。
調査レポートはこちら。(贈る相手、義理か本命か、プレゼントの中身と予算、自分買いの予算、ホワイトデーのお返しについて、バレンタインデーの存在意義などを調査しています)
http://research.rakuten.co.jp/report/20080124/