ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

「ベローチェ」が講談社提訴 「おとなの週末」でランク最下位にされ

2008-02-24 20:08:28 | Weblog
「ベローチェ」が講談社提訴 「おとなの週末」でランク最下位にされ 2008年2月14日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080213/trl0802132046015-n1.htm
 月刊誌「おとなの週末」に掲載されたコーヒーチェーンのランキングで名誉を傷付けられたとして、コーヒーチェーン「カフェ ベローチェ」を運営するシャノアール(本社・東京都豊島区)が、出版元の講談社(本社・東京都文京区)に1100万円の損害賠償と出版差し止めなどを求める訴訟を東京地裁に起こしていたことが13日、分かった。シャノアール側は「ブランドイメージに重大な影響を与えるもので被害は甚大」と主張している。
 13日に開かれた第1回口頭弁論で、講談社側は争う姿勢を示した。
 訴状によると、問題とされたのは昨年10月1日発行の「おとなの週末」10月号に掲載された「人気カフェチェーンランキング」。ベローチェなど主要なコーヒー11チェーンを「ドリンク」「食べ物」「雰囲気」「使い勝手」の4項目で採点し、順位を付けている。ベローチェは最下位となった。
シャノアール側は訴状で、ランキングが一般的評価に基づくものではなく、担当したライターの個人的感想に基づいていると指摘。このランキングについて、「個人の主観的評価であることを示す記載が目立たず、わかりにくい」と主張、「記事の内容が客観的事実であるかのような印象を読者に与えている」としている。
 また、「店舗や作る人によって味にばらつきがあった」などの評価に対して、「マニュアルによる指導を徹底しており、そのようなことはないように努めている。表現は事実に反する」と反論している。
 シャノアール側は訴訟に関して「一切お答えできない」としている。
 一方、講談社側は「あくまで主観的な評価。意見・論評の範囲で、こうした記事を否定されれば、雑誌の存在意義はなくなる」とコメントした。


 このシャノアールという会社のHPを見ると、どうやら『おいしいコーヒーをくつろぎのカフェで』というのを売り物にしているようですが、それにしても、たかだか雑誌の人気ランキングくらいで目くじらを立てた挙句、損害賠償と出版差し止めを求めて裁判に訴えるなんて、いささかヤボですね。
 ちなみに「店舗や作る人によって味にばらつきがあった」との指摘ですが、ハンバーガーならまだしも、コーヒーは全く同じ豆を使っていても、その方のコーヒーを入れるスキル次第で大幅に風味が変わることは周知の事実。
 別にこのお店を誹謗中傷しているわけではありませんし、むしろこの悔しさをバネに次回のランキングで上位に上がれるように、全従業員が鋭意努力するように仕向ける方が、余程ポジティブで会社にとっても有意義だと思うんですけどね…。あまり大人気ない態度をとって、却って店のイメージを落とさなければよいのですが…。

あいおい損保とイーバンクが赤字転落 その他サブプライム関連ニュース

2008-02-24 20:04:33 | Weblog
あいおい損保、サブプライム損失920億円 2008年2月23日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080223-OYT1T00055.htm?from=main2
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080218AT2C1700617022008.html
産経 http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080222/fnc0802221912012-n1.htm
 あいおい損害保険は22日、2008年3月期連結決算で、サブプライムローンに関連した損失が920億円に達し、連結税引き後利益が40億円の赤字に転落する見通しだと発表した。
 サブプライム問題の影響で、08年3月期に赤字となる見通しを示したのは、大手金融機関で初めて。証券化商品の価格下落で、損失額は保有する関連商品(07年12月末で約1100億円)の8割以上に膨らむ。
 22日に07年4~12月期決算を発表した他の大手損保では、損害保険ジャパンが342億円、ミレアホールディングスが16億円、三井住友海上火災保険が4300万円のサブプライム損失を計上した。大手各社の損失の合計額は1200億円を超える見通しだ。

あいおい損保、今期最終赤字40億円・サブプライム影響 2008年2月23日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080222AT3L2205H22022008.html
 損害保険大手のあいおい損害保険は22日、2008年3月期通期の連結最終損益が40億円の赤字になる見通しだと発表した。従来予想は165億円の黒字だった。07年3月期は161億円の黒字。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連の投資損失が920億円と昨年9月時点の3倍超に膨らむため。日本の大手金融機関で、サブプライム関連損失で08年3月期通期が最終赤字になると発表したのは初めて。

損保7社、保険料収入0.7%減・サブプライム損失も 2008年2月23日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080223AT2C2201U22022008.html
 大手損害保険7社の2007年4―12月決算が22日、出そろった。住宅着工減少による火災保険の不振などで、保険料収入(単独)は合計5兆619億円と前年同期比0.7%減った。取りすぎた保険料の調査も営業の重しになっている。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連の損失は計1000億円超と昨年9月末の約4倍に膨らみ、あいおい損害保険は通期で連結最終赤字を見込む。業績回復の道筋が描きにくい状況だ。
 保険料収入がプラスなのはあいおいだけで、日本興亜損害保険やニッセイ同和損害保険は減少幅が2%近くに達した。

イーバンク銀、最終赤字116億円・4―12月、サブプライム響く 2008年2月14日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080214AT2C1400H14022008.html
 インターネット専業のイーバンク銀行が14日発表した2007年4―12月期連結決算は、116億円の最終赤字(前年同期は4500万円の黒字)となった。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に絡んで損失が拡大したほか、新型カードの発行費用などがかさんだ。経常収益は前年同期比23%増の122億円だった。
 サブプライム関連のCDO(債務担保証券)などの売却損と減損損失は07年9月中間期決算から29億円増え、47億円となった。07年12月末時点で97億円の関連有価証券を保有しており、08年1―3月期に最大で40億円程度の追加損失が発生する可能性があるという。
 14日付で資金運用の受け皿となる信託子会社を設立し、運用の安定化を図るほか、決済手数料を見直して収益を改善する。

クレディスイス、「サブプライム」で3100億円の追加損失 2008年2月20日 読売
読売 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080219-OYT1T00723.htm
毎日 http://mainichi.jp/select/biz/news/20080220k0000m020173000c.html
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080219AT2M1902W19022008.html
朝日 http://www.asahi.com/business/update/0219/TKY200802190362.html
 スイスの金融大手クレディ・スイスは19日、米低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」の焦げ付き問題を発端とする金融市場混乱の影響で、保有有価証券に約28億5000万ドル(約3100億円)の追加損失が発生したと発表した。
 これによって、クレディは2008年1~3月期決算は純利益が約10億ドル減るが、現時点では、黒字を維持していると説明している。
 一方、英金融大手バークレイズグループが同日発表した2007年12月期決算は、税引き後利益が前期比ほぼ横ばいの50億9500万ポンド(約1兆600億円)だった。バークレイズはサブプライムローンの焦げ付き問題を発端とする金融市場の混乱で16億3500万ポンドの損失を計上したものの、個人向け事業などが好調だったことを受けて前年並みの利益水準を確保した。

金融保証会社、格下げ進めば引当金最大300億ドルの試算 2008年2月21日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080221AT2M2100T21022008.html
 米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは金融保証会社(モノライン)の格下げが一段と進めば世界の主要金融機関は総額70億―100億ドルの引当金を追加計上しなければならなくなるとの試算を公表した。最悪の場合、引当金の計上額が200億―300億ドルに膨らむ可能性もあるという。
 銀行や証券会社はモノラインと契約を結び、保有する有価証券のデフォルト(債務不履行)リスクを回避している。ただ、格下げでモノラインの保証能力が低下した場合、債務不履行分の一部を負担しなければならなくなる。





 あいおい損保と言えば、保険会社ながら昨年9月中間期に252億円もの巨額のサブプライム評価損を計上したことでも吃驚させられましたが、連結決算ではその損失が920億にも膨らみ、企業決算そのものも40億円の赤字に転落する見通しのようです。
 一方、損保業界全体でも売上高は前年割れ。まあ、こちらは日本の人口が減少に転じ、しかも建築基準法が厳格化されたことで、2段階の建築確認が義務づけられ、審査期間がそれまでの21日間から最大70日間に延びるなど、肝心の建築物の着工が遅れている以上は、こちらは無理もなかったのではないかと思います。
 また、ネット銀行のイーバンク銀行もサブプライム損失の影響で、最終赤字が116億に…。
 当初は『日本へのサブプライム被害は軽微』と思われていただけに、この問題の影響で国内の金融機関までもが、赤字決算が続出しているのは、ただただ吃驚することしかできません。
 一方、海外組では、クレディスイスが2月12日に07年12月期決算を発表したばかりなのに、またまた3100億円規模の追加損失を発表。
 また、アメリカからは格付機関の格下げが進めば、最大で300億ドルの引当金が必要という怖いニュースも入ってきているようです。

出向名目の違法人材派遣、大阪初芝学園に労働局が是正指導 

2008-02-24 20:01:15 | Weblog
出向名目の違法人材派遣、大阪初芝学園に労働局が是正指導 2008年2月21日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080221-OYT1T00102.htm
 学校法人「大阪初芝学園」(本部・堺市)で、前理事長が社長を務めていたうどん店などの外食チェーン「グルメ杵屋」(本社・大阪市)の社員を教員として出向させており、この雇用形態が、出向を名目とした違法な人材派遣にあたるとして、大阪労働局が学園と同社を職業安定法違反で是正指導していたことがわかった。
 学園と同社は「対応を検討したい」としている。
 学園と同社によると、新採用の教員は学園が常勤講師として1年間雇用。2年目にグルメ杵屋の正社員となり、学園に出向する形で5年間教員を務める。7年目以降は、出向期間を更新して学園での勤務を続けるか、自主退職かのどちらかとなっている。同社に戻って働くことはないという。
 同社の椋本彦之前社長が学園理事長を兼務していた2000年度から始め、07年度現在、出向教員は96人おり、全教員の4分の1を占める。給与はいずれも学園が払っているという。
 厚生労働省などによると、出向はグループ会社内や研修目的などの場合に認められる。学園と同社には資本関係はなく、出向を終えて同社に戻った例はないことから、同労働局は実態は労働者供給事業にあたると判断したとみられる。


 いくら経営者が一緒といっても、外食チェーンで雇った人間を学校法人に派遣するという意味不明な派遣を行っていれば、労働局から突っ込みを入れられても文句は言えないでしょうし、労働条件を不安定にさせることで、ワンマン経営がますます暴走する環境にあったように思います。
 ちなみに、学校法人傘下の2つの高校である初芝高校は普通科と体育科の2科構成、初芝富田林高校は普通科のみで、別に料理関係の学校を運営しているわけでもありませんし、本来このような派遣契約を結ぶ方が限りなく不自然なのですが、この学校法人に関しては、他にも、
1)堺市内に保有する空き地について学校の運動場と偽って申請し、固定資産税と都市計画税の支払いを逃れていたことが発覚。
2)取引業者から徴収したバックマージンを簿外管理して、理事長名義で政治献金していたことが発覚。
3)大阪府私学課の職員7人や山登大阪府副知事らを飲食接待していたことが発覚。
4)初芝学園が経営危機に陥ったために給与カットを行い、その後経営が改善したのに幼稚園だけ給与カットを続けた。(裁判では会社側勝訴としたものの、原告に対し損害賠償金を支払うよう命じています http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-09-28/2007092815_03_0.html)
 など、随分ワンマン経営だったようですし、まあ 見せしめを兼ねて処分という意味合いもあったんでしょうね。

グッドウィルに労災隠しの疑い…指骨折報告せず派遣継続

2008-02-24 19:54:19 | Weblog
グッドウィルに労災隠しの疑い…指骨折報告せず派遣継続  2008年02月21日
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080221-OYT1T00346.htm
朝日 http://www.asahi.com/national/update/0220/TKY200802200433.html
毎日 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080222k0000m040036000c.html
 日雇い派遣大手「グッドウィル」(東京都港区)が、昨年12月に起きた宮崎県都城市の現場に派遣した男性(29)が指を骨折した労災事故を労働基準監督署に報告していなかったことがわかった。
 都城労働基準監督署は、労働安全衛生法違反(労災隠し)の疑いで調べる。
 男性の家族によると、男性は昨年12月17日、派遣先の日本通運の荷降ろし作業で、コンテナの扉を閉める際に左手の薬指を金具に挟み、骨折した。グッドウィル都城支店で労災の適用を求めたが、支店長ら内勤スタッフから「労災を使うと仕事を切られるぞ」などと言われ、けがをしたまま働かされたという。
 男性は指のツメがはがれるなどけがの症状が悪化し、2月8日に都城労基署に相談した。
 労働安全衛生法では、労災事故で4日以上休業した場合は速やかに労基署に報告し、3日以下の休業でも四半期ごとに報告する必要があると定めている。今回のケースは、1月末までに報告する義務があった。
 グッドウィルが男性と家族からの指摘を受けて、都城労基署に報告したのは今月18日で、2か月以上たっていた。同社広報室は「事故に対する支店内での認識が薄く、不適切な対応だった」と違反を認めている。


 ちなみに企業が労災事故を隠したがるのは、企業イメージの悪化もさながら、メリット制(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/06/s0614-4a.html)を採用している企業で労災事故が発生すると翌々年以降の企業の支払う労災保険料がはね上がってしまうという実害があるためですが、通常は、仮に労災隠しを行うにしても、費用は全額会社持ちして休ませるのが暗黙の了解ですし、費用を負担するどころか仕事を失うと脅して無理やり働かせるなんて、ここまで働き手をバカにした話もそうはないように思います。
 ちなみにこの事件。結局2月にこの働き手のケガが悪化して働けなくなったことがきっかけで、当該労働者が監督署に訴え出るという最悪の形で事件が発覚したようですが、ここまで酷いケースはまだしも、労災隠しは表面化していないだけで、程度の差あれもっと発生していることが予想されますし、使用者側には何のために労災保険制度を国全体で運営しているのかというごくごく当たり前の現実を今一度思い出して欲しいと思います。

中国製冷凍食品「イカの天ぷら」からもジクロルボス

2008-02-24 19:47:28 | Weblog
中国製冷凍食品「イカの天ぷら」からもジクロルボス 2008年2月24日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080223-OYT1T00826.htm?from=main3
毎日 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080224k0000m040117000c.html
 神奈川、静岡、山梨3県の6生協を運営する「生活協同組合連合会ユーコープ事業連合」(横浜市港北区)が販売した中国製冷凍食品「マルハお徳用ひとくちサイズのいか天ぷら」(500グラム入り)から、有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」が0・11ppm検出されたことが23日、分かった。
 横浜市保健所によると、輸入者は「マルハ」(東京都千代田区)で、中国の舟山興業有限公司が製造した。販売数量などは調査中という。ユーコープの自主検査で判明した。健康被害などは出ていないという。

CO・OPとやま、中国で加工した全食品の販売中止へ 2008年2月23日
読売http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080131-1068087/news/20080222-OYT1T00617.htm
 中国製冷凍ギョーザによる中毒事件を受け、生活協同組合「CO・OPとやま」(渡辺美和子理事長、富山市)は22日、中国で加工された全食品の販売を中止すると発表した。25日から実施する。
 この措置について、日本生活協同組合連合会(東京都)は、「加入生協でほかに聞いたことがない」としている。
 対象は冷凍食品や冷凍野菜のほか、春雨、ウーロン茶など中国で加工された全食品。ただ、原材料が中国産でも最終加工地が中国でない場合は安全性が確保されるとして販売を続ける。
 同組合は、中国で加工された食品約60品目を扱ってきた。中国産食材を主原料に中国で加工された13品目については4月からの販売中止を決めていたが、横浜市で販売された中国製冷凍ロールソースかつから有機リン系殺虫剤「ホレート」が検出されたことが分かり、対象を広げた。
 同組合は、富山県内の約6万人が加入する中規模の単位生協。

JT、中国企業への冷凍食品の生産委託解消を検討 2008年2月24日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080131-1068087/news/20080223-OYT1T00529.htm
朝日 http://www.asahi.com/business/update/0223/TKY200802230345.html
産経 http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080224/biz0802240100000-n1.htm
毎日 http://mainichi.jp/life/food/news/20080223dde001040027000c.html
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080224AT1D2301S23022008.html
 中国製冷凍ギョーザの中毒事件を受け、日本たばこ産業(JT)が中国企業への冷凍食品の生産委託を解消する方向で検討していることが、23日わかった。
 品質管理を徹底して再発防止を図るため、JTと子会社の加ト吉の中国工場に生産を集約する方針だ。
 JTの中国での生産拠点は17工場で、このうち、問題の冷凍ギョーザを製造した天洋食品を含む11工場に生産を委託している。このほかJTは2工場、加ト吉も4工場を展開しており、この6工場に生産を順次移す方向で調整する。
 JTは、日清食品と加ト吉の3社で4月に予定していた冷凍食品事業の経営統合から日清が離脱したため、加ト吉と新たな生産体制を検討している。



 今度はイカのてんぷらから、ジクロルボスが検出されたようです。それにしても、本来食の安全を真っ先に追及しなければならない生協の製品で、このような殺虫剤が相次いで混入されていることが発覚するのは実に皮肉ですね。
 こういった中国産冷凍食品での相次ぐ殺虫剤・農薬混入事件にしびれを切らしたのか、とうとうCO・OPとやまでは、中国で加工された全食品の販売を中止することを表明。冷凍餃子で問題を起こしたJTも中国産冷凍食品の生産委託解消(誌によっては縮小としているところもあるようです)を検討しているようです。まあ、生産委託を完全に解消するかどうかはともかく、少なくとも不祥事が起こった時に、逆切れするような、生産者としての責任を果たせないような会社との取引を継続するメリットは私も全くないと思います。

ロス市警、三浦和義容疑者を逮捕・81年の妻殺害で

2008-02-24 19:43:19 | Weblog
ロス市警、三浦和義容疑者を逮捕・81年の妻殺害で 2008年2月24日
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080223NTE2INK0223022008.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080223-OYT1T00584.htm?from=top
産経 http://sankei.jp.msn.com/world/america/080223/amr0802232059017-n1.htm
毎日 http://mainichi.jp/select/today/news/20080224k0000m040074000c.html
朝日 http://www.asahi.com/national/update/0223/TKY200802230363.html
 米ロサンゼルス市警は23日、1981年に妻だった三浦一美さん(当時28)をロサンゼルスで銃撃、殺害した容疑で、米国自治領のサイパン島を訪れた三浦和義容疑者(60)を22日午後に逮捕したと発表した。米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は23日、ロサンゼルスで裁判を受ける可能性があると伝えた。
 日本の捜査当局も同日夜、三浦容疑者の逮捕を確認した。
 市警によると、長期未解決事件の捜査班が、三浦容疑者がサイパン島を訪れるとみてグアムとサイパンの当局と捜査協力。同容疑者は同島の空港で逮捕された。市警などはサイパン当局に容疑者の身柄引き渡しを求めているが、移送手続きは未定。

三浦容疑者の留守宅に報道陣詰め掛ける 妻と雑貨店、地裁では万引公判 2008年2月24日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080224/crm0802240052004-n1.htm
 神奈川県平塚市の住宅街にある三浦和義容疑者の自宅兼店舗はサイパンでの逮捕が伝わった23日夜、明かりが消えたまま。詰め掛ける報道陣のインターホン越しの呼び掛けにも応答はなかった。
 近所の人などによると三浦容疑者は輸入雑貨店を夫婦で経営、仕入れなどのため長期間留守にし、旅行することもあった。今回も18日から23日まで新聞を止め、自身の携帯電話の留守番メッセージにも「18日から23日まで海外出張している」と残していた。
 近所の主婦(44)は「17日朝に犬を散歩させている姿を見掛けたのが最後。20年以上も前の事件でこんなことになるとは…」と驚いていた。
 「人権と報道・連絡会」の山際永三事務局長によると、1週間ほど前に電話で話した際、三浦容疑者は妻が経営する輸入雑貨店の仕入れと観光のため、妻と一緒に一週間ほどサイパンに行くと語っていた。サイパンはたびたび訪れていたという。
 三浦容疑者は、自宅近くのコンビニでサプリメント6個(計約3600円相当)を万引したとして昨年4月逮捕され窃盗罪に問われたが、小田原簡裁が出した罰金30万円の略式命令を不服として正式裁判を請求。現在、横浜地裁小田原支部で公判中で、今月25日が公判期日だった。

「まさか進展あるとは」一美さんの母、困惑 2008年2月24日
産経 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080224/crm0802240047003-n1.htm
毎日 http://mainichi.jp/select/today/news/20080224k0000m040077000c.html
 三浦和義容疑者が逮捕されたことについて、銃撃事件で死亡した一美さんの母、康子さん(75)は23日深夜、川崎市川崎区の自宅で取材に応じ「警視庁と連絡を取っているが、何の容疑で逮捕されたかが分からず、連絡を待っている状態です」と困惑した表情で話した。
 康子さんによると、三浦容疑者が逮捕されたとの連絡が週刊誌からあり、テレビのテロップでもニュースが流れた。
 康子さんが、かつて警視庁捜査一課で捜査を担当していた警察官に電話をしたところ「何の容疑で逮捕されたかも分からず、これから米国捜査当局と連絡を取り合わなければならない」との話だったという。
 康子さんは「30年近くも前の事件だし、まさか今から進展があるとは思ってもいなかった。これから捜査が進んでくれれば」と話した。警視庁の警察官と24日にあらためて連絡を取る予定という。康子さんは「捜査が進んでくれれば…」と期待をかけた。



 三浦和義容疑者といえば、1981年11月にロサンゼルス市内で、容疑者の妻が銃撃事件で死亡した件で、 保険金殺人の疑いあり? と世間が大騒ぎになったあの三浦氏ですが、被害者のお母さんではありませんが、私も『何で今頃逮捕?』という印象を受けました。
 ちなみに、カリフォルニア州法では凶悪殺人など重罪に時効はなく、古い事件でも一定の証拠がまとまれば逮捕することがあるそうですが、日本では2003年3月に最高裁が無罪を確定していますし、今更証拠物件を取り上げたところで、どの程度の立証能力があるか…。どうせならば、日本の裁判が決着する前に、英断して欲しかったですね。