ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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日航CA労組、クリスマスにスト方針 整理解雇撤回求め

2010-12-01 05:25:52 | Weblog
日航CA労組、クリスマスにスト方針 整理解雇撤回求め 2010年11月29日 朝日
http://www.asahi.com/business/update/1128/TKY201011280281.html
 日本航空の一部の客室乗務員(CA)でつくる日本航空キャビンクルーユニオン(CCU、組合員約870人)は28日、会社側が示した整理解雇方針の撤回を求め、12月24、25の両日にストライキを実施する方針を決めた。11月29日の交渉で会社側に通告する。ストが実施された場合、運航に影響がでるかは不明だ。
 日航は再建のため希望退職者を募ってきたが、客室乗務員は約90人が目標数に不足しているとして、52歳以上や病気休職者らを対象に整理解雇に踏み切る構えを見せている。CCUは「希望退職の人数は会社が設定した目標に達しているのに、会社側は月半分の勤務の人を0.5人と数えるなど、『稼働ベース』という新たな概念を持ちだして不足だと主張しており、納得できない」と反発する。
 内田妙子執行委員長は「再建中の立場を踏まえて今までは会社に協力してきたが、解雇に突き進む強引な手法は見過ごせない」と話す。クリスマスにストを設定した点については「手続き上の都合だが、経営者に再考を促す意識も込めた。会社側が整理解雇の方針を撤回すれば、ストも撤回する」としている。  日航広報部はCCUのスト方針について「現時点で通告は受けておらず、コメントできない」としている。




 はぁ…。整理解雇を通達された方に同情しないわけではありませんが、通常は会社そのものが経営破綻した時点で従業員は会社再建のために本当に必要な一部の人を除いて、自主的に退職していく方が普通でしょうし、何度も希望退職を募集しても予定人員と人件費削減目標額に達しないから整理解雇を打ち出しているのであって、人選の合理性の問題はあるものの、たとえ裁判になっても整理解雇の必要性そのものは認められる可能性が高い(この企業の場合、再生させることが大前提で 人件費削減が予定に達しなければそれだけ税金投入額も増えるのですから、人員整理もある程度は厳格に行わざるを得ないでしょう)でしょうし、月半分の勤務の人を0.5人と数えることも、別に著しく不合理とは思えないのですが、日航CA労組はクリスマスにストですか…(滝汗
 まあ、会社側としてはぎりぎりまで交渉するとしても、イザとなれば他の組合に加入している客室乗務員に急遽出勤させるなど当然対策を練ってくるでしょうし、万が一にも運航に支障が出れば、逆に組合側が利用者の批判を浴び結局は自分の首を絞めることにもなりかねないと思うのですが、この駆け引きは正直労組側に分が悪いように思います。

元の職場に盗みに入る裏切り者の事件簿 2本

2010-12-01 05:21:36 | Weblog
親子3人で結婚式場ドロ…元の勤め先、数十回も 2010年11月29日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101128-OYT1T00553.htm
 親子で盗み目的で結婚式場に侵入したとして、香川県警さぬき署は28日、同県さぬき市志度の石原栄子(67)、長男正則(46)、次男靖隆(42)のいずれも無職の3容疑者を建造物侵入容疑で現行犯逮捕した。
 同署によると、3人は同居しており、「年金暮らしで生活が苦しかった」と容疑を認めている。
 発表によると、3人は28日午前2時30分頃、自宅近くの結婚式場の事務所に侵入した疑い。栄子容疑者は以前にこの式場で働いていたといい、3人は「この1年で数十回、式場に盗みに入った」と話している。
 式場では1年半ほど前から現金や果物、菓子、ビールなどが相次いでなくなり、式場運営会社の社長(61)が28日、鍵をかけずに待ち構えていたところ、3人を見つけたという。

窃盗容疑:うどん店から200万円、元バイト逮捕 名古屋 2010年11月29日 毎日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20101129k0000m040119000c.html
 27日午後11時10分ごろ、名古屋市中川区太平通1のうどん店から現金約200万円を盗んだとして、愛知県警中川署は住所不定、無職、山本真弘容疑者(27)を窃盗の疑いで現行犯逮捕した。同店では11月1日夜から2日未明にかけて現金約370万円が盗まれており、同署員が警戒していた。逮捕容疑は、閉店して無人だった店の引き戸をこじ開けて侵入、事務所内の金庫から売上金などが入った袋4個を盗んだとしている。容疑を認めているという。
 中川署によると、山本容疑者は今年10月まで約1年間、このうどん店でアルバイトをしていた。前回の窃盗事件でも引き戸がこじ開けられており、同署が関連を調べている。




 う~ん。今時『飼い犬に手をかまれた』などという古典的な表現はほとんど死語に近い状態でしょうし、雇い主と従業員の関係もドライになってきている以上、逆に『内部の事情がよくわかるからこそ死角を狙って窃盗にも入りやすい』と何がどこにあるか見当がつきやすい勝手知ったる場所を狙うという一面もあるのだとは思いますが、元雇い主の元に盗みに入るような輩なんて、たとえ刑期を終えて出所しても、あえて雇おうとするもの好きな会社もないでしょうね…(怒! 
 それにしても、前者の事件などは、長男や次男は仕事も見つけようとせずに一体何をしていたのか??? とも思う(いくら仕事を探すのが難しいといっても、盗みに入る程経済的に苦しいのならば、職種を選ばずに求職活動をする方が普通でしょう)のですが、あまりにも身勝手な犯行で同情する気にもなれないというのが正直な印象でしょうか…。