日航CA労組、クリスマスにスト方針 整理解雇撤回求め 2010年11月29日 朝日
http://www.asahi.com/business/update/1128/TKY201011280281.html
日本航空の一部の客室乗務員(CA)でつくる日本航空キャビンクルーユニオン(CCU、組合員約870人)は28日、会社側が示した整理解雇方針の撤回を求め、12月24、25の両日にストライキを実施する方針を決めた。11月29日の交渉で会社側に通告する。ストが実施された場合、運航に影響がでるかは不明だ。
日航は再建のため希望退職者を募ってきたが、客室乗務員は約90人が目標数に不足しているとして、52歳以上や病気休職者らを対象に整理解雇に踏み切る構えを見せている。CCUは「希望退職の人数は会社が設定した目標に達しているのに、会社側は月半分の勤務の人を0.5人と数えるなど、『稼働ベース』という新たな概念を持ちだして不足だと主張しており、納得できない」と反発する。
内田妙子執行委員長は「再建中の立場を踏まえて今までは会社に協力してきたが、解雇に突き進む強引な手法は見過ごせない」と話す。クリスマスにストを設定した点については「手続き上の都合だが、経営者に再考を促す意識も込めた。会社側が整理解雇の方針を撤回すれば、ストも撤回する」としている。 日航広報部はCCUのスト方針について「現時点で通告は受けておらず、コメントできない」としている。
はぁ…。整理解雇を通達された方に同情しないわけではありませんが、通常は会社そのものが経営破綻した時点で従業員は会社再建のために本当に必要な一部の人を除いて、自主的に退職していく方が普通でしょうし、何度も希望退職を募集しても予定人員と人件費削減目標額に達しないから整理解雇を打ち出しているのであって、人選の合理性の問題はあるものの、たとえ裁判になっても整理解雇の必要性そのものは認められる可能性が高い(この企業の場合、再生させることが大前提で 人件費削減が予定に達しなければそれだけ税金投入額も増えるのですから、人員整理もある程度は厳格に行わざるを得ないでしょう)でしょうし、月半分の勤務の人を0.5人と数えることも、別に著しく不合理とは思えないのですが、日航CA労組はクリスマスにストですか…(滝汗
まあ、会社側としてはぎりぎりまで交渉するとしても、イザとなれば他の組合に加入している客室乗務員に急遽出勤させるなど当然対策を練ってくるでしょうし、万が一にも運航に支障が出れば、逆に組合側が利用者の批判を浴び結局は自分の首を絞めることにもなりかねないと思うのですが、この駆け引きは正直労組側に分が悪いように思います。
http://www.asahi.com/business/update/1128/TKY201011280281.html
日本航空の一部の客室乗務員(CA)でつくる日本航空キャビンクルーユニオン(CCU、組合員約870人)は28日、会社側が示した整理解雇方針の撤回を求め、12月24、25の両日にストライキを実施する方針を決めた。11月29日の交渉で会社側に通告する。ストが実施された場合、運航に影響がでるかは不明だ。
日航は再建のため希望退職者を募ってきたが、客室乗務員は約90人が目標数に不足しているとして、52歳以上や病気休職者らを対象に整理解雇に踏み切る構えを見せている。CCUは「希望退職の人数は会社が設定した目標に達しているのに、会社側は月半分の勤務の人を0.5人と数えるなど、『稼働ベース』という新たな概念を持ちだして不足だと主張しており、納得できない」と反発する。
内田妙子執行委員長は「再建中の立場を踏まえて今までは会社に協力してきたが、解雇に突き進む強引な手法は見過ごせない」と話す。クリスマスにストを設定した点については「手続き上の都合だが、経営者に再考を促す意識も込めた。会社側が整理解雇の方針を撤回すれば、ストも撤回する」としている。 日航広報部はCCUのスト方針について「現時点で通告は受けておらず、コメントできない」としている。
はぁ…。整理解雇を通達された方に同情しないわけではありませんが、通常は会社そのものが経営破綻した時点で従業員は会社再建のために本当に必要な一部の人を除いて、自主的に退職していく方が普通でしょうし、何度も希望退職を募集しても予定人員と人件費削減目標額に達しないから整理解雇を打ち出しているのであって、人選の合理性の問題はあるものの、たとえ裁判になっても整理解雇の必要性そのものは認められる可能性が高い(この企業の場合、再生させることが大前提で 人件費削減が予定に達しなければそれだけ税金投入額も増えるのですから、人員整理もある程度は厳格に行わざるを得ないでしょう)でしょうし、月半分の勤務の人を0.5人と数えることも、別に著しく不合理とは思えないのですが、日航CA労組はクリスマスにストですか…(滝汗
まあ、会社側としてはぎりぎりまで交渉するとしても、イザとなれば他の組合に加入している客室乗務員に急遽出勤させるなど当然対策を練ってくるでしょうし、万が一にも運航に支障が出れば、逆に組合側が利用者の批判を浴び結局は自分の首を絞めることにもなりかねないと思うのですが、この駆け引きは正直労組側に分が悪いように思います。