NY株反落、19ドル安 欧州財政への不安膨らむ 2010年12月16日 日経
15日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比19ドル07セント安の1万1457ドル47セント(速報値)だった。格付け会社がスペイン国債の格付けを引き下げ方向で見直すと同日発表し、欧州国家財政に対する不安心理が増大。11月の鉱工業生産指数など良好な米国の経済指標が相次いでいることが支えになったが、前日までの上昇の反動もあって目先の利益をひとまず確定する売りが優勢となった。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は反落し、前日比10.50ポイント安の2617.22(速報値)で終えた。
NY原油、反発 1月物は88.62ドルで終了、原油在庫の減少で 2010年12月16日 日経
15日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の1月物は前日比0.34ドル高の1バレル88.62ドルで終えた。週間の米石油在庫統計で原油在庫が市場予想以上に減少した。需給改善への期待が広がり、原油に買いが入った。
朝方発表の米製造業関連の経済指標が相次いで前月から改善し、米景気が回復基調にあることが改めて確認された。目先の原油需要が増加するとの見方が強まり、相場を支えたとの声があった。
ただ、取引終了にかけては伸び悩んだ。外国為替市場でドルが対主要通貨で上昇し、ドル建てで取引される原油の割高感が意識され、売りを誘った。
ガソリンは反発。ヒーティングオイルは3日続伸した。
NY金、3日ぶり反落 2月物は1386.2ドルで終了、ドル高で売り 2010年12月16日 日経
15日のニューヨーク金先物相場は3営業日ぶりに反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である2月物は前日比18.1ドル安の1トロイオンス1386.2ドルで終えた。米経済指標の改善などを受け、外国為替市場でドルが対主要通貨で上昇した。ドルの代替投資先とされる金に売りが優勢となった。
11月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想をやや下回った。物価上昇への懸念が改めて後退したことも、インフレに強い資産とされる金への売りを誘った。 前日の清算値が1週間ぶりに1400ドル台を回復したため、この日は目先の利益を確定する目的の売りも出たとの指摘もあった。 銀、プラチナもそれぞれ3営業日ぶりに反落した。
12月NY州製造業業況指数は大幅改善 2010年12月16日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-18650120101215
米ニューヨーク連銀が15日発表した12月のニューヨーク州製造業業況指数はプラス10.57となり、前月のマイナス11.14から改善した。市場予想のプラス5.0も上回った。
新規受注と出荷の伸びが寄与した。新規受注指数はプラス2.60と、前月のマイナス24.38から大幅に改善、出荷指数はプラス7.11と、前月のマイナス6.13から改善した。
ただ、従業員数指数はマイナス3.41と、プラス9.09から悪化。週平均労働時間指数もマイナス14.77と、マイナス12.99から悪化した。
6カ月先の見通しでは、業況指数が48.86と、前月の54.55から低下した。
11月の米鉱工業生産指数は0.4%上昇、公益事業改善で7月以来の伸び率 2010年12月16日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT880294020101215
米連邦準備理事会(FRB)が15日発表した11月の鉱工業生産指数は前月比0.4%上昇し、7月以来の大幅な伸びを記録した。
市場予想中央値は0.3%の上昇だった。前年同月比では5.4%の上昇となる。
自動車・部品部門の指数は6.0%低下したものの、公益事業の生産活動が改善し、悪化分は一部相殺された。
10月の鉱工業生産指数は、前月比変わらずから0.2%低下に下方修正された。
11月の稼働率は75.2%と、前月の74.9%から上昇。ただ、長期平均と比べると依然として低い水準にある。
10月対米証券投資は買い越し額減少、米長期金利の先行き懸念反映 2010年12月16日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT880293620101215
米財務省が発表した10月の海外投資家による対米証券投資は75億ドルの買い越しとなり、買い越し額は下方修正された前月の801億ドルから大幅に減少した。
長期有価証券(株式スワップ等除く)への投資は276億ドルの買い越しとなり、下方修正された前月の772億ドルから減少。1月以来の低水準となった。
ドイツ銀行のグローバル為替戦略部門を統括するアラン・ラスキン氏は「株式を含む米国資産に対する海外勢の需要がまずまずだったことが示された」としながらも、公的機関が米長期債利回りに対して懸念を募らせていたことが一部うかがえる結果となったとの見方を示した。
米財務省証券投資は235億ドルの買い越しとなったものの、前月の789億ドルから減少。海外中央銀行を主体とする公的機関による投資は10億ドルの売り越しとなった。
10月は米連邦準備理事会(FRB)が追加国債買い入れを実施するとの観測から米国債利回りは低下していた。FRBは11月に買い入れを決定したものの利回りは上昇に転じ、今月に入り10年債利回りは7カ月ぶりの高水準をつけている。
ドイツ銀行のラスキン氏は10月に海外勢の米財務省証券需要が低下したことについて「予兆的な」現象であったとし「米財務省証券の買い入れに対する不安と、身軽でいたいとの願望を一部反映したものだった」と分析した。
世界最大の米国債保有国である中国の保有額は9068億ドルと、前月から233億ドル増加。2009年11月以来の水準となった。
第2位の日本の保有額は8774億ドルと、128億ドル増加した。少なくとも過去1年で最大となる。
前年同月比では、中国の保有額は3.4%減少。一方、日本の保有額は18.1%増加した。日本で低金利状態が続き経済成長も鈍化していることで、米国の資産に対する旺盛な需要が続いていることが背景にあるとみられる。
日本の通貨当局は9月、円高阻止に向け2004年以来となる外国為替市場への介入を行った。アナリストは、介入により得たドル資産のほとんどは米国債の買い入れに向けられたとみている。
海外投資家による米株式への投資は160億ドルの買い越しとなり、前月の206億ドルから減少した。社債は11億ドルの買い越し、政府機関債は141億ドルの買い越しとなった。
15日のNY株式市場は、諸経済指標の堅調さを欧州金融不安が相殺。
15日のNYダウは、序盤こそ11月の米鉱工業生産指数や12月のNY州製造業業況指数が堅調だったこともあり、午前10時頃に11510ドル乗せ、午前11時頃に一時11519ドル04セントまで上昇し、12時半頃までは11510ドル台で頑張っていたものの、ユーロ安などを嫌気して午後1時に11480ドル割れし、午後2時前に11500ドル乗せするも、午後3時前に一時11445ドル67セントまで下落。その後 午後3時過ぎに11470ドル乗せするなどやや回復する場面も見られたものの寄り付きにかけて下落したこともあり、結局終値ベースでは前日比19ドル07セント安い11457ドル47セントで終了(0.17%安)しました。
ナスダックは、前日比10.50ポイント安い2617.22ポイントで終了(0.40%安)。
S&P500種も、前日比6.36ポイント安い1235.23ポイントで終了(0.51%安)しています。
ダウ構成30銘柄中7割の銘柄で下落して、アルコアが1.69%安、GEが1.13%安。
金融株もイマイチで、JPモルガンチェースが1.42%安、バンカメが0.89%安、アメックスが0.17%安でした。
一方、コカコーラが1.31%高、キャタピラーが1.12%高。
NY原油は、前日比34セント高い1バレル88ドル62セントで終了。
NY金は、ユーロ安ドル高も影響し、前日比18ドル10セント安い1386ドル20セントで終了しています。
15日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比19ドル07セント安の1万1457ドル47セント(速報値)だった。格付け会社がスペイン国債の格付けを引き下げ方向で見直すと同日発表し、欧州国家財政に対する不安心理が増大。11月の鉱工業生産指数など良好な米国の経済指標が相次いでいることが支えになったが、前日までの上昇の反動もあって目先の利益をひとまず確定する売りが優勢となった。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は反落し、前日比10.50ポイント安の2617.22(速報値)で終えた。
NY原油、反発 1月物は88.62ドルで終了、原油在庫の減少で 2010年12月16日 日経
15日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の1月物は前日比0.34ドル高の1バレル88.62ドルで終えた。週間の米石油在庫統計で原油在庫が市場予想以上に減少した。需給改善への期待が広がり、原油に買いが入った。
朝方発表の米製造業関連の経済指標が相次いで前月から改善し、米景気が回復基調にあることが改めて確認された。目先の原油需要が増加するとの見方が強まり、相場を支えたとの声があった。
ただ、取引終了にかけては伸び悩んだ。外国為替市場でドルが対主要通貨で上昇し、ドル建てで取引される原油の割高感が意識され、売りを誘った。
ガソリンは反発。ヒーティングオイルは3日続伸した。
NY金、3日ぶり反落 2月物は1386.2ドルで終了、ドル高で売り 2010年12月16日 日経
15日のニューヨーク金先物相場は3営業日ぶりに反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である2月物は前日比18.1ドル安の1トロイオンス1386.2ドルで終えた。米経済指標の改善などを受け、外国為替市場でドルが対主要通貨で上昇した。ドルの代替投資先とされる金に売りが優勢となった。
11月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想をやや下回った。物価上昇への懸念が改めて後退したことも、インフレに強い資産とされる金への売りを誘った。 前日の清算値が1週間ぶりに1400ドル台を回復したため、この日は目先の利益を確定する目的の売りも出たとの指摘もあった。 銀、プラチナもそれぞれ3営業日ぶりに反落した。
12月NY州製造業業況指数は大幅改善 2010年12月16日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-18650120101215
米ニューヨーク連銀が15日発表した12月のニューヨーク州製造業業況指数はプラス10.57となり、前月のマイナス11.14から改善した。市場予想のプラス5.0も上回った。
新規受注と出荷の伸びが寄与した。新規受注指数はプラス2.60と、前月のマイナス24.38から大幅に改善、出荷指数はプラス7.11と、前月のマイナス6.13から改善した。
ただ、従業員数指数はマイナス3.41と、プラス9.09から悪化。週平均労働時間指数もマイナス14.77と、マイナス12.99から悪化した。
6カ月先の見通しでは、業況指数が48.86と、前月の54.55から低下した。
11月の米鉱工業生産指数は0.4%上昇、公益事業改善で7月以来の伸び率 2010年12月16日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT880294020101215
米連邦準備理事会(FRB)が15日発表した11月の鉱工業生産指数は前月比0.4%上昇し、7月以来の大幅な伸びを記録した。
市場予想中央値は0.3%の上昇だった。前年同月比では5.4%の上昇となる。
自動車・部品部門の指数は6.0%低下したものの、公益事業の生産活動が改善し、悪化分は一部相殺された。
10月の鉱工業生産指数は、前月比変わらずから0.2%低下に下方修正された。
11月の稼働率は75.2%と、前月の74.9%から上昇。ただ、長期平均と比べると依然として低い水準にある。
10月対米証券投資は買い越し額減少、米長期金利の先行き懸念反映 2010年12月16日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT880293620101215
米財務省が発表した10月の海外投資家による対米証券投資は75億ドルの買い越しとなり、買い越し額は下方修正された前月の801億ドルから大幅に減少した。
長期有価証券(株式スワップ等除く)への投資は276億ドルの買い越しとなり、下方修正された前月の772億ドルから減少。1月以来の低水準となった。
ドイツ銀行のグローバル為替戦略部門を統括するアラン・ラスキン氏は「株式を含む米国資産に対する海外勢の需要がまずまずだったことが示された」としながらも、公的機関が米長期債利回りに対して懸念を募らせていたことが一部うかがえる結果となったとの見方を示した。
米財務省証券投資は235億ドルの買い越しとなったものの、前月の789億ドルから減少。海外中央銀行を主体とする公的機関による投資は10億ドルの売り越しとなった。
10月は米連邦準備理事会(FRB)が追加国債買い入れを実施するとの観測から米国債利回りは低下していた。FRBは11月に買い入れを決定したものの利回りは上昇に転じ、今月に入り10年債利回りは7カ月ぶりの高水準をつけている。
ドイツ銀行のラスキン氏は10月に海外勢の米財務省証券需要が低下したことについて「予兆的な」現象であったとし「米財務省証券の買い入れに対する不安と、身軽でいたいとの願望を一部反映したものだった」と分析した。
世界最大の米国債保有国である中国の保有額は9068億ドルと、前月から233億ドル増加。2009年11月以来の水準となった。
第2位の日本の保有額は8774億ドルと、128億ドル増加した。少なくとも過去1年で最大となる。
前年同月比では、中国の保有額は3.4%減少。一方、日本の保有額は18.1%増加した。日本で低金利状態が続き経済成長も鈍化していることで、米国の資産に対する旺盛な需要が続いていることが背景にあるとみられる。
日本の通貨当局は9月、円高阻止に向け2004年以来となる外国為替市場への介入を行った。アナリストは、介入により得たドル資産のほとんどは米国債の買い入れに向けられたとみている。
海外投資家による米株式への投資は160億ドルの買い越しとなり、前月の206億ドルから減少した。社債は11億ドルの買い越し、政府機関債は141億ドルの買い越しとなった。
15日のNY株式市場は、諸経済指標の堅調さを欧州金融不安が相殺。
15日のNYダウは、序盤こそ11月の米鉱工業生産指数や12月のNY州製造業業況指数が堅調だったこともあり、午前10時頃に11510ドル乗せ、午前11時頃に一時11519ドル04セントまで上昇し、12時半頃までは11510ドル台で頑張っていたものの、ユーロ安などを嫌気して午後1時に11480ドル割れし、午後2時前に11500ドル乗せするも、午後3時前に一時11445ドル67セントまで下落。その後 午後3時過ぎに11470ドル乗せするなどやや回復する場面も見られたものの寄り付きにかけて下落したこともあり、結局終値ベースでは前日比19ドル07セント安い11457ドル47セントで終了(0.17%安)しました。
ナスダックは、前日比10.50ポイント安い2617.22ポイントで終了(0.40%安)。
S&P500種も、前日比6.36ポイント安い1235.23ポイントで終了(0.51%安)しています。
ダウ構成30銘柄中7割の銘柄で下落して、アルコアが1.69%安、GEが1.13%安。
金融株もイマイチで、JPモルガンチェースが1.42%安、バンカメが0.89%安、アメックスが0.17%安でした。
一方、コカコーラが1.31%高、キャタピラーが1.12%高。
NY原油は、前日比34セント高い1バレル88ドル62セントで終了。
NY金は、ユーロ安ドル高も影響し、前日比18ドル10セント安い1386ドル20セントで終了しています。