首相沖縄訪問、基地負担軽減策具体案を示せず 2010年12月20日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101219-OYT1T00334.htm
菅首相は2日間にわたった沖縄県訪問で、米軍普天間飛行場の移設問題打開に向け、本格的な取り組みをスタートさせた。
しかし、県民が重視する基地負担軽減策では具体案を示せず、県側は政府への不満を募らせており、政府と沖縄の溝は広がったままだ。
「私自身の考え方を首相の立場できちんと伝えた。今後の(沖縄との)コミュニケーションを深めていく大きな一歩になった」
首相は18日、沖縄県嘉手納町での記者会見で、訪問の成果を自画自賛した。
前日に仲井真弘多知事と会談した首相は18日は、航空自衛隊の輸送ヘリに乗り込み、同飛行場や移設予定地のキャンプ・シュワブ(名護市辺野古など)など沖縄本島を中心に、7か所の米軍基地について、約1時間半かけて上空視察を行った。
普天間飛行場にも足を運び、在沖縄米軍トップのテリー・ロブリング在日米軍沖縄地域調整官と会談し、「事件事故のないように一層取り組んでほしい。騒音のさらなる軽減について、より一層努力をお願いしたい」と直談判してみせた。
首相は今回の訪問で、沖縄県に対し、国のひもつき補助金の使途を自治体の裁量で決められるようにする「一括交付金」制度について、優遇制度を導入するなど振興策を提示した。「振興策と基地負担を交換条件のように扱うのは県民のプライドを傷つける禁じ手」(政府関係者)で、これまでタブーとされてきたが、「事態打開のきっかけにしたいとの強い思い」で決断したという。
首相は18日の記者会見で「負担軽減は軽減として、振興は振興として、それぞれ政府が取り組まなければいけない課題だ」と強調した。
引退撤回を正式表明=「国益に資する行動したい」 2010年12月18日 時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010121800169
民主党の鳩山由紀夫前首相は18日午後、北海道苫小牧市で開かれた地元後援会の会合で「国益に資する政治を行うため、皆さまの期待を頂けるなら、次の衆院選でも行動を共にしたい」と述べ、首相退陣の際に表明した政界引退の意向を正式に撤回した。鳩山氏の方針転換に対しては、党内外から「言葉が軽い」などと再び批判が出そうだ。
鳩山氏は、当初引退の方針を示したことについて「首相経験者が国会議員として闊歩(かっぽ)する状況は望ましくないと感じていた」と説明した。しかし、地元支持者からなお地域に尽くすよう求められ、「大変感激した」と表明。「国益に資する鳩山に戻るように、さまざまな行動で示したい」と強調した。
一方、「政治家の言葉が軽くてはならない。国益に応えられない存在なら、あまり長居すべきではないという気持ちを変えるつもりはない」とも述べた。
鳩山氏は首相を辞任した6月、次期衆院選への不出馬を表明。しかし、7月には苫小牧市の後援会幹部に引退方針を撤回する考えを伝えるなど、政治活動に強い意欲を示していた。
まあ、どこかの無責任な某リーダーの致命的なミスを目の前で見てきていたこともあり、具体的な代替策もなくしてうかつに基地負担軽減策など打ち出すこともできないでしょうし、菅首相の言動を批判することはできないと思いますが、県外移設を訴えて何とか再選を決めた仲井真弘多知事もそう簡単には譲れないでしょうし、どんな形で決着するにせよ、この沖縄基地問題は今後もこじれそうですね。
とはいえ、辺野古に基地を移すことができなければ、米軍としては普天間に居座るしかないわけで…。(米軍としてはそちらの方が好都合?)
10数年レベルの中長期的な意味での基地分散はともかく、『時間切れで何も変わらない(今後も普天間基地が存続)』とならなければいいけど…としか言いようがありません。
一方、平和ボケした鳩さんは正式に引退撤回を表明。まあ、この人に今更何も期待しようとも思いませんし、引退撤回を表明して喜んでいるのは地元の方と熱烈な小沢支持議員の一部くらいのものだと思いますが、一つだけ突っ込みを入れるならば、鳩山前首相には『国益とは一体何か?』をあえて問いたいですね…。
彼が『最低でも県外』などと発言しなければ、米国との関係に亀裂が入り、中国にここまで強気で見下された態度も取られなかったでしょうし、菅首相がかって小沢さんに発した言葉ではありませんが、『少しは大人しくしていてもらいたい』と内心苦々しく思っている民主党のお偉いさんも少なくはないのではないかな…と個人的には思います。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101219-OYT1T00334.htm
菅首相は2日間にわたった沖縄県訪問で、米軍普天間飛行場の移設問題打開に向け、本格的な取り組みをスタートさせた。
しかし、県民が重視する基地負担軽減策では具体案を示せず、県側は政府への不満を募らせており、政府と沖縄の溝は広がったままだ。
「私自身の考え方を首相の立場できちんと伝えた。今後の(沖縄との)コミュニケーションを深めていく大きな一歩になった」
首相は18日、沖縄県嘉手納町での記者会見で、訪問の成果を自画自賛した。
前日に仲井真弘多知事と会談した首相は18日は、航空自衛隊の輸送ヘリに乗り込み、同飛行場や移設予定地のキャンプ・シュワブ(名護市辺野古など)など沖縄本島を中心に、7か所の米軍基地について、約1時間半かけて上空視察を行った。
普天間飛行場にも足を運び、在沖縄米軍トップのテリー・ロブリング在日米軍沖縄地域調整官と会談し、「事件事故のないように一層取り組んでほしい。騒音のさらなる軽減について、より一層努力をお願いしたい」と直談判してみせた。
首相は今回の訪問で、沖縄県に対し、国のひもつき補助金の使途を自治体の裁量で決められるようにする「一括交付金」制度について、優遇制度を導入するなど振興策を提示した。「振興策と基地負担を交換条件のように扱うのは県民のプライドを傷つける禁じ手」(政府関係者)で、これまでタブーとされてきたが、「事態打開のきっかけにしたいとの強い思い」で決断したという。
首相は18日の記者会見で「負担軽減は軽減として、振興は振興として、それぞれ政府が取り組まなければいけない課題だ」と強調した。
引退撤回を正式表明=「国益に資する行動したい」 2010年12月18日 時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010121800169
民主党の鳩山由紀夫前首相は18日午後、北海道苫小牧市で開かれた地元後援会の会合で「国益に資する政治を行うため、皆さまの期待を頂けるなら、次の衆院選でも行動を共にしたい」と述べ、首相退陣の際に表明した政界引退の意向を正式に撤回した。鳩山氏の方針転換に対しては、党内外から「言葉が軽い」などと再び批判が出そうだ。
鳩山氏は、当初引退の方針を示したことについて「首相経験者が国会議員として闊歩(かっぽ)する状況は望ましくないと感じていた」と説明した。しかし、地元支持者からなお地域に尽くすよう求められ、「大変感激した」と表明。「国益に資する鳩山に戻るように、さまざまな行動で示したい」と強調した。
一方、「政治家の言葉が軽くてはならない。国益に応えられない存在なら、あまり長居すべきではないという気持ちを変えるつもりはない」とも述べた。
鳩山氏は首相を辞任した6月、次期衆院選への不出馬を表明。しかし、7月には苫小牧市の後援会幹部に引退方針を撤回する考えを伝えるなど、政治活動に強い意欲を示していた。
まあ、どこかの無責任な某リーダーの致命的なミスを目の前で見てきていたこともあり、具体的な代替策もなくしてうかつに基地負担軽減策など打ち出すこともできないでしょうし、菅首相の言動を批判することはできないと思いますが、県外移設を訴えて何とか再選を決めた仲井真弘多知事もそう簡単には譲れないでしょうし、どんな形で決着するにせよ、この沖縄基地問題は今後もこじれそうですね。
とはいえ、辺野古に基地を移すことができなければ、米軍としては普天間に居座るしかないわけで…。(米軍としてはそちらの方が好都合?)
10数年レベルの中長期的な意味での基地分散はともかく、『時間切れで何も変わらない(今後も普天間基地が存続)』とならなければいいけど…としか言いようがありません。
一方、平和ボケした鳩さんは正式に引退撤回を表明。まあ、この人に今更何も期待しようとも思いませんし、引退撤回を表明して喜んでいるのは地元の方と熱烈な小沢支持議員の一部くらいのものだと思いますが、一つだけ突っ込みを入れるならば、鳩山前首相には『国益とは一体何か?』をあえて問いたいですね…。
彼が『最低でも県外』などと発言しなければ、米国との関係に亀裂が入り、中国にここまで強気で見下された態度も取られなかったでしょうし、菅首相がかって小沢さんに発した言葉ではありませんが、『少しは大人しくしていてもらいたい』と内心苦々しく思っている民主党のお偉いさんも少なくはないのではないかな…と個人的には思います。