NY株反発、2年3カ月ぶり高値 米景気の回復期待 2010年12月17日 日経
16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比41ドル78セント高の1万1499ドル25セント(速報値)と2008年9月上旬以来ほぼ2年3カ月ぶりの高値を付けた。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、同20.09ポイント高の2637.31(同)で終えた。住宅や雇用関連の米経済指標が改善を示したほか、フィラデルフィア連銀が発表した12月の景気指数が5年8カ月ぶりの水準に上昇し米景気の回復期待が高まった。運輸大手フェデックスが世界経済の回復が持続するとして2011年5月期の利益見通しを上方修正し、企業の業績回復が続くとの観測が強まったことも買いを誘った。
一方、米連邦準備理事会(FRB)がデビットカード手数料の制限案を提示したことを受け、クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(アメックス)やマスターカードが取引終了にかけて下げ、ダウ平均の上値を抑えた。
NY原油反落、87.70ドルで終了 持ち高調整の売り
16日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の1月物は前日比0.92ドル安の1バレル87.70ドルで取引を終えた。年末が近づいて買いが入りにくいなか、利益確定や持ち高調整目的の売りが出た。
外国為替市場でドルが対ユーロなどで上昇した場面で、ドル建てで取引される原油相場の割高感が意識されたことも、売りを誘った。
半面、12月の米フィラデルフィア連銀景気指数が前月から改善。米景気回復が続いており、原油需要の増加につながるとの見方が下値を支えた。
ガソリンは反落、ヒーティングオイルは4営業日ぶりに反落した。
NY金続落、年末接近で利益確定売り
16日のニューヨーク金先物相場は続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である2月物は前日比15.2ドル安の1トロイオンス1371.0ドルで取引を終えた。年末が近づき市場の取引がさらに細る前に、利益確定や持ち高調整をすませておこうとする投資家の売りが目立ったという。
前週に過去最高値を付けた後は、リスクをとって上値を追う市場参加者が少ないとの声が聞かれた。
外国為替市場でドルが対ユーロなどで買われた場面で、ドルの代替資産とされる金に買いが入った面もある。原油相場の下げにつれた面もあった。 銀、プラチナも続落した。
米新規失業保険申請件数は42万件に小幅改善、受給総数は予想外に増加 2010年12月17日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT880447620101216
米労働省が発表した12月11日までの週の新規失業保険週間申請件数は季節調整済みで前週比3000件減の42万件と、市場予想と一致した。減少は2週連続。
4週間移動平均も42万2750件と、2年ぶり水準に減少した。 パンテノン・グループのエコノミスト、リチャード・デカイザー氏は「ここ1カ月ほど続いている減少トレンドを確認する内容となった。雇用統計で月間の雇用者数が10万人を超える増加になるとの見方と一致している」と述べた。
半面、12月4日までの週の受給総数は413万5000件に増加。アナリスト予想は407万件だった。
12月米フィラデルフィア業況指数は予想外の改善、05年4月以来の高水準 2010年12月17日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT880468420101216
米フィラデルフィア地区連銀が発表した12月の製造業業況指数はプラス24.3と、前月のプラス22.5から予想外に改善し、2005年4月以来の高水準となった。
エコノミストはプラス15.0への低下を見込んでいた。 ゼロが判断の分かれ目となる。
内訳では、新規受注が14.6に改善、支払価格は51.2に上昇。一方、従業員数は5.1に悪化した。6カ月先の設備投資見通しは30.1に改善した。
11月の米住宅着工件数は3.9%増、許可件数は1年半ぶり低水準 2010年12月17日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT880449820101216
米商務省が16日発表した11月の住宅着工件数は、前月比3.9%増の年率55万5000戸となった。市場予想の同55万件を上回った。
ただ、将来の着工動向を示す住宅着工許可件数は同4.0%減の同53万戸と2009年4月以来1年半ぶりの低水準となり、住宅セクターが引き続き圧力にさらされていることを示す格好となった。アナリストは年率56万件に増加すると予想していた。
10月の住宅着工件数は1年半ぶり低水準の年率51万9000戸から、53万4000戸に上方修正された。
10月の住宅着工許可件数は前月比0.9%増の55万2000件だった。
住宅着工の内訳は1戸建て住宅が6.9%増の46万5000戸。一方、集合住宅は9.1%減の9万戸だった。
住宅着工許可件数では、変動の大きい集合住宅が23%減少し11万4000戸。一戸建て住宅は3%増の41万6000戸だった。
16日の米国株式市場は、序盤下げる場面もあったものの、その後は諸経済指標の堅調さも評価されたのか上昇に転じてその後も堅調に推移。
NYダウも、午前10時前に前日終値(11457ドル47セント)よりも35ドル程安い11421ドル30セントまで下落し、その後午前11時頃までは11450ドル台で推移していたものの、11時過ぎに11490ドル台に上昇し、12時半過ぎまでは値固め状態だったもののその後は更に上値を追いかける展開となり、午後1時頃に一時11514ドル84セントまで上昇。その後やや上げ幅を縮小するも終値ベースでも前日比41ドル78セント高い11499ドル25セントで終了(0.36%高)しました。
ナスダックは、前日比20.09ポイント高い2637.31ポイントで終了(0.77%高)。
S&P500種も、前日比7.64ポイント高い1242.87ポイントで終了(0.62%高)しています。
ダウ構成30銘柄中25銘柄で上昇し、アルコアが3.58%高、ヒューレッドパッカードが1.75%高でGEが1.60%高など。
金融株は、アメックスが3.36%安と大きく下げた他、JPモルガンチェースも0.49%安。バンカメは1.87%高でした。
NY原油は、前日比0.92ドル安い1バレル87.70ドルで終了。
NY金は、前日比15.2ドル安い1トロイオンス1371.0ドルと前日に続いて大きく下落しています。
16日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比41ドル78セント高の1万1499ドル25セント(速報値)と2008年9月上旬以来ほぼ2年3カ月ぶりの高値を付けた。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、同20.09ポイント高の2637.31(同)で終えた。住宅や雇用関連の米経済指標が改善を示したほか、フィラデルフィア連銀が発表した12月の景気指数が5年8カ月ぶりの水準に上昇し米景気の回復期待が高まった。運輸大手フェデックスが世界経済の回復が持続するとして2011年5月期の利益見通しを上方修正し、企業の業績回復が続くとの観測が強まったことも買いを誘った。
一方、米連邦準備理事会(FRB)がデビットカード手数料の制限案を提示したことを受け、クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(アメックス)やマスターカードが取引終了にかけて下げ、ダウ平均の上値を抑えた。
NY原油反落、87.70ドルで終了 持ち高調整の売り
16日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の1月物は前日比0.92ドル安の1バレル87.70ドルで取引を終えた。年末が近づいて買いが入りにくいなか、利益確定や持ち高調整目的の売りが出た。
外国為替市場でドルが対ユーロなどで上昇した場面で、ドル建てで取引される原油相場の割高感が意識されたことも、売りを誘った。
半面、12月の米フィラデルフィア連銀景気指数が前月から改善。米景気回復が続いており、原油需要の増加につながるとの見方が下値を支えた。
ガソリンは反落、ヒーティングオイルは4営業日ぶりに反落した。
NY金続落、年末接近で利益確定売り
16日のニューヨーク金先物相場は続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である2月物は前日比15.2ドル安の1トロイオンス1371.0ドルで取引を終えた。年末が近づき市場の取引がさらに細る前に、利益確定や持ち高調整をすませておこうとする投資家の売りが目立ったという。
前週に過去最高値を付けた後は、リスクをとって上値を追う市場参加者が少ないとの声が聞かれた。
外国為替市場でドルが対ユーロなどで買われた場面で、ドルの代替資産とされる金に買いが入った面もある。原油相場の下げにつれた面もあった。 銀、プラチナも続落した。
米新規失業保険申請件数は42万件に小幅改善、受給総数は予想外に増加 2010年12月17日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT880447620101216
米労働省が発表した12月11日までの週の新規失業保険週間申請件数は季節調整済みで前週比3000件減の42万件と、市場予想と一致した。減少は2週連続。
4週間移動平均も42万2750件と、2年ぶり水準に減少した。 パンテノン・グループのエコノミスト、リチャード・デカイザー氏は「ここ1カ月ほど続いている減少トレンドを確認する内容となった。雇用統計で月間の雇用者数が10万人を超える増加になるとの見方と一致している」と述べた。
半面、12月4日までの週の受給総数は413万5000件に増加。アナリスト予想は407万件だった。
12月米フィラデルフィア業況指数は予想外の改善、05年4月以来の高水準 2010年12月17日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT880468420101216
米フィラデルフィア地区連銀が発表した12月の製造業業況指数はプラス24.3と、前月のプラス22.5から予想外に改善し、2005年4月以来の高水準となった。
エコノミストはプラス15.0への低下を見込んでいた。 ゼロが判断の分かれ目となる。
内訳では、新規受注が14.6に改善、支払価格は51.2に上昇。一方、従業員数は5.1に悪化した。6カ月先の設備投資見通しは30.1に改善した。
11月の米住宅着工件数は3.9%増、許可件数は1年半ぶり低水準 2010年12月17日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT880449820101216
米商務省が16日発表した11月の住宅着工件数は、前月比3.9%増の年率55万5000戸となった。市場予想の同55万件を上回った。
ただ、将来の着工動向を示す住宅着工許可件数は同4.0%減の同53万戸と2009年4月以来1年半ぶりの低水準となり、住宅セクターが引き続き圧力にさらされていることを示す格好となった。アナリストは年率56万件に増加すると予想していた。
10月の住宅着工件数は1年半ぶり低水準の年率51万9000戸から、53万4000戸に上方修正された。
10月の住宅着工許可件数は前月比0.9%増の55万2000件だった。
住宅着工の内訳は1戸建て住宅が6.9%増の46万5000戸。一方、集合住宅は9.1%減の9万戸だった。
住宅着工許可件数では、変動の大きい集合住宅が23%減少し11万4000戸。一戸建て住宅は3%増の41万6000戸だった。
16日の米国株式市場は、序盤下げる場面もあったものの、その後は諸経済指標の堅調さも評価されたのか上昇に転じてその後も堅調に推移。
NYダウも、午前10時前に前日終値(11457ドル47セント)よりも35ドル程安い11421ドル30セントまで下落し、その後午前11時頃までは11450ドル台で推移していたものの、11時過ぎに11490ドル台に上昇し、12時半過ぎまでは値固め状態だったもののその後は更に上値を追いかける展開となり、午後1時頃に一時11514ドル84セントまで上昇。その後やや上げ幅を縮小するも終値ベースでも前日比41ドル78セント高い11499ドル25セントで終了(0.36%高)しました。
ナスダックは、前日比20.09ポイント高い2637.31ポイントで終了(0.77%高)。
S&P500種も、前日比7.64ポイント高い1242.87ポイントで終了(0.62%高)しています。
ダウ構成30銘柄中25銘柄で上昇し、アルコアが3.58%高、ヒューレッドパッカードが1.75%高でGEが1.60%高など。
金融株は、アメックスが3.36%安と大きく下げた他、JPモルガンチェースも0.49%安。バンカメは1.87%高でした。
NY原油は、前日比0.92ドル安い1バレル87.70ドルで終了。
NY金は、前日比15.2ドル安い1トロイオンス1371.0ドルと前日に続いて大きく下落しています。