日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

福島県勿来の民宿「旅人」

2011-05-31 | 趣味・遊び
いわき市の友人に誘われて1泊2日で見学に出掛けた。
東京駅から高速バスで3時間「いわき勿来インター」下車

迎えにきてくれた車中で開口一番「マスクはしなくていいんですか?」
虚をつかれたが「忘れました」
ここは原発から40キロ付近

山の中の民宿「旅人」
震災以来宿泊者がなく、地域全体が閑散としている。



緑豊かな道路沿いのログハウス
右手にオオデマリ、左にコテマリが満開



台風が温帯低気圧に変わったとはいえ、薄日が差す山間はブルッ!
今や珍しい達磨ストーブに薪をくべて歓待してくれた。

地震当時友人は在宅中だったが「家が壊れてお仕舞いだ」と感じ
夫の船乗りさんは沖の船の上で無事だったが、今は「海が怖い」
勤務先の会社はただ今営業中止中
原発の事故以来、近隣の人達は夜逃げのようにいなくなり
仲間達とは「俺らはここにいるべえ」と言いつつも
翌日はほかの県に避難していたり
「信じられね~~」言い続けているとか。

「マスクをしっぱなしでピリピリしている人
気にしないでいる人、両極端だね」とか
ワイワイおしゃべりをしていると夕食の時間



のどグロの煮魚、山菜の天ぷら(庭が山菜の宝庫)やおひたしなどなど・・
最後は黒米とごぼうを入れた餅米ご飯・・美味しかった。

翌朝はご飯のあとに手作りの柏餅を食べ、お土産に包んでくれて
一人¥5000円!
いわきにお出かけの節は利用して下さい。

近くだからと案内してくれた
「勿来の関所跡」公園
皇紀2600年の石碑が真っ二つ



由緒ある社などもコロリ



広くて気持ちのいい公園は私達以外人影はなし
施設の入場料6月20日(?)までは無料
張り紙もむなしく入場者なし
家が被害受け、会社は閉鎖中の人々
気晴らしや娯楽どころではないのだろう。

明日は津波の被災地をアップします。
コメント
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