鳩山由紀夫首相は、自分で自分に語りかけるようにしゃべる。自信がないから、自分自身に言い聞かせているのだろう。これから半年経ったらば、国民から民主党が支持されると確信しているそうだけど、何を根拠にして、そんなことを断言できるんだろう。念力で人の心を操れると信じているんだろうか。とんでもない「宇宙人」だ。そして、鳩山首相は「即決するときには、自分の意思を強く示したい」と大見得を切った。口だけは達者なのである。山上たつひこの漫画に「がきデカ」というのがあった。学生時代に喫茶店でよく読みふけった。少年警察官を自称する「こまわり君」が主人公で、変なポーズでギャグを連発するから、腹が捩れるほど笑ったことが何度もある。鳩山首相のキャラは、まさしく「こまわり君」そのものだ。自分がマッチポンプのようなことをして、世の中をかき回しておいて、自分が解決できると自惚れるあたりがそっくりだ。米軍の普天間基地の移設をめぐっては、先の総選挙で「最低でも県外移設だ」と演説したにもかかわらず、米国の関係者には、日米合意を守るかのような発言を平気でする。ハチャメチャにしてしまっているのは、鳩山首相自身なわけだから、もはや手の施しようがないのである。ここまできてしまったら、「こまわり君」の得意のポーズを披露して、さっさと退場すればいいのに。「平成の脱税王」がバッチをつけているのは、おこがましいことこの上ない。
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