草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

言い逃れに四苦八苦する普天間基地移設問題

2010年03月25日 | マスコミ評

 嘘を嘘で塗り固めた鳩山内閣や民主党は、とんでもないトリックを使って逃げ切ろうとしている。米軍の普天間基地の移設問題で、基地機能の5割を県外にもっていくということで決着を図りたい意向のようだ。しかし、まず前提としては、名護市などにある米軍キャンプ・シュワブ陸上部の案と、うるま市のホワイトビーチ沖合埋め立て案のどちらかを選択した上でのことである。演習とかを県外でやるという話で、主力は県内に置かれるのである。しかも、このドタバタ劇は、米軍排除ということで一貫しており、日本の安全保障上のことをまったく無視している。県外という言葉のつじつまをだけを合わせようとしているだけだ。さらに、今回の場合は巧妙な情報コントロールがなされた気がしてならない。まず産経新聞が早い段階で報じた後に、他が一斉に後追いの報道したからだ。トリックをかけるには、揚げ足をとりたがる産経新聞にに第一報を流すのが鉄則である。そうすれば、特ダネをもらった手前、ケチをつけにくいからである。しかし、いくら国民を騙そうとしても、毎度同じようなことをしていては、結局は見透かされるだけなのに。それでも取り繕うとするのだから、やっぱりやることはお子様内閣だ。

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民主党に結束力を期待するのは無理

2010年03月25日 | 政局

 小沢一郎民主党幹事長を擁護するブログで、鳩山由紀夫首相をこきおろしていたのには、ビックリしてしまった。小沢親衛隊としては、鳩山首相ごときと一緒にされたくないのだろうが、あまりにも唐突過ぎて、あいた口がふさがらなかった。しかし、そこまでして小沢幹事長を押し戴く必要があるのだろうか。さらにもう一つビックリしたのは、普天間基地の移設問題について、鳩山首相の県内移設では生温い、と小沢親衛隊が注文をつけていることだ。確か小沢幹事長のところに直談判をした、沖縄選出の民主党国会議員がいたはずだ。鳩山首相が不甲斐ないということでは、お互いに一致したようだから、小沢幹事長からGOサインが出たに違いない。日米同盟の観点からいっても、鳩山政権は妥協するしかないのに、小沢幹事長は我関せずを貫くのではなかろうか。だからこそ、社民党とのパイプも大事にしているのだろう。「政界は一寸先闇」とよく言われるが、この先どうなるかまったく見当がつかない。ただ、民主党が空中分解しつつあることは、誰の目にも明らかだ。自分たちが選んだ総理大臣をこてんぱにやっつけるというのは、普通では考えられないからだ。支持者でもない身としては、高みの見物をするしかないが、民主党は綱領すら決められない政党で、あくまでも選挙のための互助団体でしかないわけだから、結束力など期待するのが土台無理なのである。

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郵政改革案で馬脚露わした鳩山政権

2010年03月25日 | 政局

 鳩山政権や民主党にこのまま任せておいたらとんでもないことになるというので、ようやく国民も苛立ち始めている。そんななかで、またもややらかしたのが、郵政改革案なる代物だ。鳩山由紀夫首相が、それこそ亀井静香郵政担当大臣に丸投げしたため、ここにきて深刻な問題が生じることになった。亀井郵政担当大臣と原口一博総務大臣が発表した郵政改革案の骨子が、あまりにも時代に逆行しており、閣内からも異論が続出している。郵便貯金の預け入れ限度額を1000万円から2000万円に引き上げるほか、日本郵政グループ間の取引では消費税が免除される。さらに、簡易保険の加入限度額も1300万円から2000万円に引き上げられる。グループ体制としては、郵便事業を統合した親会社の下に、ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険を置く三社体制となり、親会社に対する政府の持ち株比率は3分の1を超える水準を維持するというのだ。これでは親方日の丸にもどりかねない。そして、多くの金がゆうちょ銀行に集まることになり、民間に行き渡らなくなる危険性がある。消費税の免除額も年間500億円規模が見込まれており、まるで国が丸抱えで面倒をみるようなものだ。鳩山首相は、社会主義者ではないと何度も口にしているが、やろうとしていることは、国の権限を強化することばかりで、社会主義そのものである。それにしても、鳩山政権のまとまりのなさは前代未聞だ。寄り合い所帯のせいで、船頭多くして船山に上るというのであれば、迷惑するのは国民ばかりである。

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