小沢一郎民主党幹事長というのも、腹が据わっていない臆病者のようだ。ヤクザでよくいわれるのに、「ガラス割り」というのがある。親分が何気なく「あの店の応対はなっていない」と一言口にしたのを聞いて、若い衆が気を利かせて、その店のガラスを割ってくることだ。親分が指示したわけではない。それでも、先回りして嫌がらせをしに出かけるのだ。親分には迷惑がかからないように、子分としての配慮が働いているのはいうまでもない。あれだけ「幹事職を辞すべきだ」と小沢幹事長を批判していた、民主党の生方幸夫衆議院議員が、一時は副幹事長をクビになるはずだったのに、穏便にすみそうである。これには小沢親衛隊もビックリしただろう。小沢幹事長を喜ばせようとして、「ガラス割り」と同じように、それこそ生方議員を粛清しようとしたわけだから、面目丸つぶれではないか。一方の生方議員も、威勢のいい小沢批判をぶち上げながら、結局は尻つぼみに終わるんでは、みっともないことこの上ない。しかし、ここにきて見えてきたのは、小沢幹事長というのは、世間が言うほど腹が据わっていないということだ。それだけに、小沢独裁と評されるのは、そんな小沢幹事長個人の問題ではなく、背後に控える中国や韓国のポチとしての危険性ではなかろうか。その意味からしても、永住外国人の地方参政権付与法案がどうなるかが、小沢独裁を阻止できるかどうかの天王山なのである。
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