鳩山邦夫前総務大臣が新党構想をぶちあげた。一番大事なのは、どんな旗を掲げるかである。それはいうまでもなく憲法改正でなければならない。それだと舛添要一前厚生労働大臣や与謝野馨前経済財政担当大臣とも合流できるし、民主党の国を思う議員たちとも心を一つにできる。間違っても鳩山由紀夫首相の延命に手を貸すことであってはならない。いかに鳩山邦夫が弁護しようとしても、小沢一郎民主党幹事長や連合などの労働組合に引きずり回されているのが、今の鳩山首相であるからだ。米国に一方的に押し付けられた憲法を、あたかも神聖なものとして押し戴いてきたことで、日本は国家たりえなかったのである。自民党は、それこそ、昭和30年の結党以来、自主憲法の制定を主張してきたが、今までそれを争点として国民に問うことはなかった。鳩山邦夫新党が憲法改正を目標として掲げれば、自民党が発展的に党を解消しても、批判されることは何一つないのである。民主党を中心にした鳩山政権のままでは、日本はお先真っ暗である。ありとあらゆる揺さぶりをかけて、夫婦別姓や永住外国人の地方参政権を認めるような法案は断固阻止しなくてはならない。それが通れば、国の根本が否定されてしまうからだ。日本人が自らの国家に誇りを取り戻し、国際的な役割を担っていくためにも、現在の憲法を手直ししなくてはならないのであり、その第一弾としての新党であるべきだ。
←応援のクリックをお願いします。