普天基地移設問題や子供手当のデタラメぶりにとどまらずに、今度は宮崎県で発生した口蹄疫の感染拡大でも、農林水産省が遅れをとったことで、民主党に対する批判が高まっている。赤松広隆農林水産大臣が外遊していたことも、火に油を注ぐ結果になったようだ。毎日のように驚くべき数の牛や豚が処分されているにもかかわらず、外国に行っていたというので、宮崎県の関係者からは怒りの声が上がっているからだ。やはり、そこで問題になっているのはマスコミの報道ぶりである。できるだけことを荒立てたくないというので、宮崎県のローカル版以外は、テレビなどではほとんど取り上げられていない。せいぜい県レベルの問題として、矮小化されてしまっているのだ。立花隆が以前に述べていたように、民主党による情報統制は、そこまで徹底的に行われているのである。政治主導ということで、官僚に発言をさせないために、真実が国民のところに伝わりにくくなっているからだ。これに対して、口蹄疫の感染拡大のことを大きく取り上げているのは、ネットのブログであり、「2ちゃんねる」である。いかに権力でもってマスコミを押さえつけても、ネットにまでは手が回らなかったことで、民主党は今後徹底的に袋叩きに遭うだろう。そして、マスコミもまた、国民からの信用を失うのである。
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