ビートたけしは明治大学を卒業しているかどうかわからないが、東京大学を卒業して米国に留学した鳩山由紀夫首相よりは、世の中を知っているし、現実感覚に優れている。目の前にいれば、どんな話題をふってくるか見当がつかないので、どんな人間でも焦ってしまうはずだ。それが天才たる所以なんだと思う。鳩山首相の場合は、性格は悪くはないのかも知れないが、善意でやったことが仇になることだってあるから、学者になればよかったのである。海兵隊の抑止力についても、考えが及ばなかったことを正直に認めていた。あまりにも人を愚弄した話であろうとも、実際にそうだったから、ついつい反省の弁を述べてしまったのだろう。ここまでくれば、鳩山首相はいかに袋叩きに遭おうと、謝るしかないのである。ビートたけしは、そんなことは前からお見通しである。世間の辛い風にあたってきた人間はまた別なのである。だからこそ、リアリストとして、永住外国人の地方参政権の付与に対しても、異議を唱えるのである。ビートたけしは、鳩山首相のように恵まれた環境に育ったわけではない。生きるためには働かなくてはならなかったし、何度か脱線もしている。やっぱりそこが違うのである。だからこそ、日本ではタブー視されている核武装についても、臆せずコメントするのである。さわらぬ神にたたりなしという原則に縛られない、まったくの自由人なのである。鳩山首相は、ビートたけしをブレーンにすべきだった。民主党に巣食うエセサヨクに騙されて、沖縄で頭を下げることもなかったはずだ。ビートたけしは芸人でいることに甘んじているが、イザとなればこの国をしょって立つ男なのである。芸人だと馬鹿にするのは間違っている。
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