草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

国に殉ずる武士の心がなければ日本は滅びる

2010年05月22日 | 思想家

 上越市の越後高田に出かけてきた。戊辰戦争のクライマックスであった鶴ヶ城の攻防戦で、城の外で戦った会津藩士は、戦後になって越後高田に幽閉された。賊軍の汚名を着て、故郷を追い立てられたのである。今回の行き帰りは、その痛々しい姿を想像して、涙がこぼれるのを禁じえなかった。国が滅ぶというのは、まさしくそういうことなのである。鳩山政権が誕生して、この国はメチャクチャである。会津藩においては、責任を取って切腹するだけのつわものがいた。しかし、今の民主党政治においては、誰も責任をとろうとしない。こんなことでは、日本は滅亡するしかないだろう。このままの日本であり続けられると思っているとすれば、それは甘すぎる。敗れたとはいえ会津藩は、意地を貫いた。衆寡敵せずであっても、簡単には屈服しなかった。少年や婦女子までもが、鮮血に身を染めたのである。死んでまでも、墳墓の地を守ろうとして、次々と自刃したのである。だからこそ薩長は、会津藩の死者を冒涜することはできなかったのである。白虎隊を顕彰することになったのは、会津藩が卑怯者でなかったからだ。最終的には西軍の軍門に下ったとしても、一矢報いようとしたのである。勝ち目のない戦いでも、やらなくてはならないときがあるのだ。もはや日本人は、そうした武士の心も失ってしまったのではないか。リベラルぶった民主党政治は、あまりにも情けない。口舌の徒ではなく、国のために殉ずる日本人が、今何人いるかで、日本の未来が決まるのである。

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悪政批判を恐れて言論弾圧を目論む民主党

2010年05月22日 | マスコミ評

 批判されたことがほとんどないから、かえって左派の方が言論の自由を弾圧するのである。現在、衆議院総務委員会で審議されている放送法改正案は、まさしく言論弾圧を意図した悪法である。デジタル化に対応するというのを名目にしながらも、実際は権力の介入に口実を与えるだけだ。朝日新聞が今日の社説で「権力介入の芽を摘め」とその改正案に反対しているのは、まさしく正論である。改正案自体は自公政権から引き継がれたものだが、鳩山政権は去る3月、電波監理審議会に、放送法の不偏不党に関し、調査、審議して総務大臣に建議できる権限を与えるという項目を、新たに付け加えた。すでに第三者機関の放送倫理・番組向上機構が活動しており、わざわざそこに政府が関与するのは、情報をコントロールしたいからだろう。そうでなくても、原口一博総務大臣は、言論弾圧ともとられかねない発言を繰り返している。しかも、言論の自由をめぐっては、マスメディアだけの問題ではなくなっている。ネットについても民主党は、批判されるのを恐れるあまり、規制をかけようとしているからだ。朝日新聞の社説ではないが、「豊かで多様な情報空間を提供する」のがメディアへであり、そこへの権力介入は、できるだけ避けるべきなのである。ネット選挙の解禁がほぼ決まっているが、そこでも個々人の言論の自由だけは保障されるべきだろう。今の法律でも、十分に取り締まれるわけだから、息苦しくなるようなことをする必要はないのである。言論弾圧をしようとする民主党の動きが目立ってきているが、それを許してしまえば、その先に待っているのは独裁政治なのである。

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