草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

民主党の責任転嫁と茶番劇に国民も呆れ顔

2010年05月18日 | 政局

 人のせいにするのが民主党政治だが、あまりにもそのやりかたがえげつなくて、国民から総反発を受けている。一つは三池雪子衆議院議員の転倒騒動だ。動画で流されているから、いくら嘘をついても駄目なのに、それでも三池議員はわけのわからないことを口走っている。どんなことがあろうとも、冤罪をでっち上げるようなことが、許されてよいわけがない。自己を正当化すればするほど泥沼なのに、本人はいつになったら気が付くのだろう。もう一つは東国原英夫宮崎県知事に対する誹謗中傷である。赤松文隆農水相に批判が及ぶのをかわすために、こともあろうに不眠不休で頑張っている人間を槍玉に挙げるというのは、常軌を逸している。東国原知事は、逸早く自衛隊の出動を要請したのに、県レベルの問題に矮小化したのは、鳩山政権であったはずだ。それなのに、責任をかぶせようというのだから、人が悪いのにもほどがある。お手上げ状態で拡大を押さえられなってきたので、「ミヤザキケンガー」の大合唱によって、責任逃れをしようとしているのだ。民主党が風評被害を理由にして、マスコミの報道に待ったをかけたという事実は、本当になかったのだろうか。ここニ、三日は、朝日も読売も鳩山政権が後手後手に回ったというのを書き立てたので、民主党は日刊ゲンダイあたりを使って、問題のすり替えをしようと、涙ぐましいほどに必死である。しかし、そんなことをすればするほど、国民の笑いものになるだけだ。鳩山由紀夫首相や小沢一郎幹事長は、もはや国民の信任を失ってしまっているわけで、いくら無駄な抵抗をしても、大勢には影響がないからだ。

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5・15事件の昭和初期に似ている民主党政治の閉塞感

2010年05月18日 | 政局

 宮崎県で発生している口蹄疫の感染拡大が、ようやくマスコミで報道されるようになった。風評被害を恐れたという名目で、まったく国民に知らされていなかったわけだから、ここにきてバタバタしている感じは否めない。鳩山政権も17日になってから対策本部を設置したが、後手後手に回ったことが明らかになってくるにつれて、民主党政治のいい加減さがまた一つ暴露されることになった。普天間基地移設問題に続いて、またまたポカをやからしてしまったのである。やることなすこと全て駄目というのは、まったくの異常事態である。救いがたいのは、民主党内で自浄作用がまったく働かないということだ。政権をとったばかりの政党とは思われない体たらくぶりである。小沢一郎幹事長がかつて保守大連立を目指した際に口にした言葉が、今になって頭をよぎってならない。「民主党には政権担当能力がない」と語った一言である。しかし、民主党は、衆議院では圧倒的多数の議席を確保しているのである。混乱を収拾させるには解散総選挙しか手はないが、それもできないわけだから、閉塞感だけがつのり、反政府運動が高まるのは必至である。このままでは、鳩山政権に対する実力行使が、国民的な英雄として称えられることになるのだろう。それはまさしく昭和の始めと同じである。昭和7年の5・15事件の檄文が思い出されてならない。「日本国民よ!刻下の祖国日本を直視せよ」で始まり、「政権党利に盲ひたる政党と之に結託して民衆の膏血を搾る財閥と更に之を擁護して圧政日に長ずる官憲と軟弱外交と堕落せる教育と腐敗せる軍部と悪化せる思想」という現状分析は、今の時代にもあてはまるからである。

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