自分から冷たい仕打ちを女性にしておいて、捨てないでくれと駄々をこねる男ほど愚かな人間はいない。男であったらば、そんな未練がましいことをすべきでないからだ。それと同じようなことをする鳩山由紀夫首相や民主党というのは、みっともないを通り越して、嫌らしい限りだ。大義ばかりか、節操も持ち合わせていないのだろうか。福島瑞穂社民党党首を罷免したわけだから、連立政権に留まって欲しいなどというのは、あまりにも虫が良すぎるし、口では何でも言えるのである。鳩山首相の舌禍は枚挙にいとまがない。尖閣諸島の帰属をめぐっての一言も、無責任極まりない暴言である。「尖閣諸島の帰属を協議して結論を出す」などというのは、勘違いではすまないからだ。事実上の領土問題が存在することを認めてしまったわけで、それだけで首が飛びかねない失言である。国家を成り立たせしめている重要な要素である領土について、そんな軽はずみなことを言った首相は、今までいなかったはずだ。国民からぼろ糞に批判されているのも知らずに、言葉で謝れば、どんなことをしても許されると思っているのだろうが、謝ってすむほど世間は甘くはないのである。いかに無知蒙昧な国民であろうとも、もう目が覚めただろう。民主党の宣伝カーがつい最近目の前を通ったが、誰一人として手を振る人はいなかった。かえって苦々しい表情をしていたのが印象的であった。もはや国民からも見放されてしまったのだろう。「鳩山ですスミマセーン」だけでは、国民は支持してくれないのである。
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