草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

国民の怒り爆発で小沢幹事長は強制起訴か!

2010年05月21日 | 政局

 民主党の小沢一郎幹事長はもう終わっているのに、なぜか忠義だてをする人間が多いのには驚く。やっぱり旧田中派である。テレビ関係には、かなり食い込んでいるからだ。小沢幹事長を、東京地検が再度不起訴処分にしたが、そんなことは最初から織り込みずみだ。捜査にあたった東京地検の担当者は、起訴に持ちこめるという自信があったと思う。それを阻止したのは、小沢幹事長に近い法務官僚だといわれる。政権交代が実現したために、民主党に尻尾を振る役人だっている。しかし、検察審査会では、国民が最終的に決めるわけだから、いくら政権与党の民主党でも口は出せない。清潔な政治家だとして、小沢幹事長を弁護したのは、せいぜい鳩山由紀夫首相くらいである。それこそ、政界で疑惑がささやかれると、いつも小沢という名前が、まことしやかに語られるのが常であった。それでいて、恐れをなして、名指しで批判する者は、ほとんどいない。そして、笑ってしまうのは、保守派を名乗るジャーナリストのなかにも、小沢支持者がいることだ。金の面での面倒見がよかったからだろう。今回も東京地検が断念したことで、間をおかずに検察審査会に回され、そこでの決定によって、小沢幹事長は強制起訴されることになりそうだ。そうなれば、民主党は参議院選挙どころではなくなる。マニフェストや普天間基地移設問題などで、国民を騙し続けてきただけでなく、国民の怒りが爆発して、小沢幹事長が裁きの場に引き出されることになるからだ。これまで以上に国民は、民主党を信用しなくなるだろう。逆風というよりも、自民党以上に、党の存立が危ぶまれる事態になっているのである。

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扇動者を歓迎する民主党の衆愚政治

2010年05月21日 | 思想家

 野党時代は反対のために反対でよかったのに、政権をとればそれではすまなくなった。責任が問われるからだ。しかし、民主党政治にそれを求めるのは、土台無理なのである。自民党を政権の座から引きずりおろすにあたって民主党が用いたのは、やっかみや嫉妬を利用することであった。自公政権下では、麻生太郎首相が贅沢をしているということが、まことしやかに語られた。嫌がらせに、即席カップ麺の値段が、予算委員会で質問されたりもした。そのやり方がブーメランになって、今度は民主党がガタガタになっているのである。月1500万円もの「子供手当」を母親から首相がもらっているようでは、自民党を罵倒した言葉が、そのまま政権与党の民主党に向けられるからだ。デモクラシーというのは、あくまでも民衆による支配のことである。歴史とか伝統とかの歯止めがなければ、ただ状況に流されてゆくだけの者たちによって、この国が翻弄される危険性がある。ニーチェは、大衆化され、平均化された民衆を「奴隷人種」と位置づけた。そして、「強力な種族によって命令されなければならない者たちである」というように、徹底して蔑んだのである。鳩山由紀夫首相や民主党が行き詰ってくると、強力なリーダーが求められるようになるはずだ、それが結果的に独裁政治につながりかねないのを、ニーチェは教えてくれているのである。とくに、ノブレス・オブリュージュの持主であるエリートを倒すことは、独裁者の登場を待つ以外になくなる。衆愚政治にあっては、思想を持たない者たちが中心なわけだから、扇動者を熱狂的に受け入れるしかないのである。

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