草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

朝鮮有事に備えて非常事態法の整備を急げ!

2010年05月26日 | 政局

 北朝鮮と韓国との間がキナ臭くなってきたが、日本という国家は、非常事態を想定した準備がまったくできていない。スパイも取り締まれない国にできることというのは、限られているからだ。こんなことでは、第三国による間接侵略に直面したりすれば、すぐにお手上げ状態だ。警察では間に合わずに、自衛隊に出動命令が下っても、法律が整備されていないので、鎮圧に時間がかかるだろう。自衛隊車両を移動させること一つをとってみても、生易しくはないからだ。現在の日本国憲法では、非常事態にどのように対応すべきについて、一行も明記されていない。読売新聞の憲法試案にあるように、内閣総理大臣が緊急事態を宣言し、指揮監督にあたるべきだ。国民の生命財産を守るためには、個人の自由や財産権を制限する処置が必要になってくるからだ。世界は今なお暴力の海のただなかにある。たまたま戦後の日本が平和だっただけだ。東西冷戦が終わったので、軍事力の削減が進んでいるとの見方は、あまりにも甘すぎる。中国は軍事的に膨張し続けており、北朝鮮は核を所有しただけでなく、ロケットの開発にも力を入れている。「北朝鮮の魚雷で韓国の哨戒艦が沈没した」というニュースが流れたのも、つい最近のことである。「備え有れば患い無し」との言葉もあるように、すぐにでも、法整備に着手すべきなのである。そのためにも、平和惚けした鳩山政権や民主党には、さっさとお引取り願うしかないが。

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自由と民主的な国家防衛こそが社民主義の使命

2010年05月26日 | 思想家

 米軍の普天間基地の移設をめぐって、鳩山政権は迷走しているが、その原因の一つは、連立を組んでいる社会民主党にあるようだ。しかし、社会主義インターナショナルに加盟している、ドイツ社会民主党やイギリス労働党は、いずれも米国との同盟関係を重視している。日本の社民党だけが、それと異なる立場を主張しているのである。共産主義の脅威に直面していた西側の社会主義者は、全体主義との違いを明確にする必要があった。だからこそ、ドイツ社会民主党は、1959年11月13日、ゴーデスベルク綱領を採択し、共産主義と対決する「自由で民主的な国家防衛」という方針を明確したのである。それは米国との同盟関係を重視することでもあった。日本の社民党のように、非武装中立のような政策を掲げたのではなく、厳しい国際情勢を踏まえての決断であった。外交や安全保障の面で、国論が二分しなかったのも、社会民主主義を掲げる勢力が、保守勢力と共同歩調をとったからなのである。福島瑞穂党首が率いる社民党は、どちらかというと容共的である。中国や北朝鮮に対しては弱腰だ。共産主義の亡霊に悩まされた者たちが逃げ込んだ政党が、現在の社民党なのである。今、日本の社民党がなすべきは、自由を重んじる社会主義の理念を掲げることではないか。そうすれば、米国との付き合いもおのずから決まってくる。反体制政党に留まることはできないわけだから、過去を清算することを恐れてはならないのである。

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