NHKのテレビ報道はどうかしている。鳩山政権の大本営発表や、民主党政治のPRばかりしているからだ。国民は誰も信用しなくなってしまうのに、危機意識がまったくない。与党三党の国会対策委員長の会談で、今回は仮に移設先を沖縄に決めたとしても、「将来は県外、国外」ということでお茶を濁すつもりのようだ。そんなことをわざわざニュースで流すのはどうかしている。もしかするとブラックユーモアのつもりなのだろうか。おちょくっているのであれば見上げたものだが、そうではなさそうだ。普天間基地の移設をめぐって、鳩山由紀夫首相が「最低でも県外」と言っていたのを弁護するにしても、弁護の仕方があるはずだ。これでは国民を怒らせるだけである。最近になってNHKの提灯記事があまりにも目に余る。お上の言うことをそのまま伝えるのが、公共放送の役目だと錯覚しているのだろうか。しかも、その国対委員長会談で話題になった将来というのは、どの位の時間を意味するのだろうか。国際情勢の変化を考慮しているとは思われないし、まったく意味不明な言葉である。約束を守れなかったので、それを正当化するために、下手な詭弁を弄しただけなのである。NHKは近いうちに存続の危機に直面すると思う。この国の根幹を否定する民主党政治に、あまりにも加担し過ぎたからだ。コモンセンスを大事にする保守系の国民は、そうした報道姿勢にすでに愛想を尽かしており、今後はさらにNHK離れが加速することになりそうだ。
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