社会主義をかじったことのある連中の方が、日本の国民を虫けら扱いにして、徹底的に弾圧する。大杉栄は、資本主義国家が社会主義者や無政府主義者を、いつも犯罪者扱いにしてきたことに抗議する。しかし、大杉はそれだけではなかった。社会主義者の無政府主義者に対する仕打ちはそれ以上のものがある、と批判したのである。大杉は「社会主義者は、資本主義者よりももっと政府主義的であるところから、資本主義者よりももっと悪辣にこの方法を用いる」(『ロシア革命論』)とも述べていた。民主党を中心にした鳩山政権が、強権的であるのは、小沢一郎という札付きの指導者がいるからばかりではない。元社会党の党員が中心になった社会主義的な政権であるからだ。社会党というのは、かつては労農派のマルクス主義者が中心であった。党派闘争至上主義である彼らに染み付いているのは、残忍さと陰険さである。社会主義者として、血塗られた過去を背負っているからだ。そんな連中が天下を取ったわけだから、政権を奪い返すのは並大抵のことではない。スターリンがやったように、国家に逆らう人間を許そうとはしないだろうし、いかに国民生活を踏みにじるようなことをしても、テレビではそれを報道せず、闇に葬ってしまうのが常だ。民主党が布いている報道管制は、社会主義者であれば、あたりまえのことなのである。無政府主義者でなかろうとも、締め付けられるような息苦しさが今この国を支配している。言論と表現の自由を守ろうとするならば、日本国民は結束して、鳩山政権や民主党を打倒しなくてはならないのである。
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