菅直人首相に隠し子がいるというスキャンダルが話題になっている。しかも、相手は韓国の女性だという。台湾のテレビ局もそれを報道している。一国の総理の問題であるだけに、事態は深刻である。日本のテレビ局は取り上げていないが、海外のメディアが言及しているわけだから、無視するわけにはいかなくなっている。今は亡き児玉隆也は、昭和49年11月特別号の「文藝春秋」に「淋しき越山会の女王」を執筆したが、それが田中角栄首相を退陣させるきっかけとなったのである。今伝えられていることが真実かどうかについて、菅首相は国民に説明すべきだろう。あくまでもプライベートなことではあっても、交際していた相手が、外国人ということになれば、あらぬ疑いをもたれてしまうからだ。疑惑が報じられたわけだから、記者会見をするのが筋ではなかろうか。さらに、テレビメディアも、興味本位でどうのこうの論じるのではなく、真相を明らかにする責任はあるだろう。日本はスパイ防止法もないために、外国の諜報機関のやりたい放題になってしまっている。そして、政治家のなかにも、そのエージェントと思われるような人物がたくさんいる。身が潔癖であるのならば、菅首相は国民を安心させるべきだろう。そうでなければ、これからの政権運営に支障が出てきてしまうからだ。民主党は、日本国籍をもたない外国人についても、党員やサポーターとして認めている。保守派が気にするのは、その点なのである。外国の勢力の言いなりになるような不始末はしていないと思うが、菅首相がまずすべきは、あらぬ疑いを晴らすことだ。
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