草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

シーラカンス菅直人の総理就任を嗤う

2010年06月05日 | 思想家

 一番しんがりを走っているのに、先頭を走っていると勘違いしているのが、日本のサヨクである。その典型が菅直人総理大臣ではなかろうか。婦人有権者同盟の市川房枝を応援したのは、優等生の常として、岩波の本を読んでいたからだろう。戦後の民主教育では、日本の国柄を否定し、ユートピア的な理想主義を叩き込まれた。だらこそ、団塊の世代は、破壊することを自己目的化した学生運動に走ったのである。東京工業大学を卒業して、弁理士の資格をとった菅は、新左翼の党派とは無縁であったから、他の党派から痛い目に遭うこともなかった。どこかに属していれば、それこそ修羅場を経験しただろうが、それも通過せずに、市民運動家から政治運動家へと転身したのである。そうした出自からも、傷つかなかったセンターレフトというのが、菅の代名詞なのである。しかし、菅が学んだサヨクの思想は、もはや時代遅れとなった。小泉純一郎元総理のように、平気で自分の支持基盤を突き崩すといった芸当を、とことんやる勇気は持っていないだろうから、革命的なことができるわけもない。かつての自民党の政治家と同じように、調整型に徹するしかないだろう。それがサヨクの市民運動家あがりの限界なのである。もはや宇野経済学も、主体性論争も過去の出来事だ。労農派か講座派かの論争も、あまりにも陳腐過ぎる。シーラカンスの菅直人をマスコミはヨイショしているが。本当はとっくの昔に終わった人なのである。マルクス主義もリベラリズムも、あくまでも抵抗の思想であり、この国を動かす力はない。菅政権はあっという間に消えてしまうしかないのに、マスコミは騒ぎ過ぎである。菅に未来を託そうというのは、そもそも時代錯誤なのである。

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大和魂を体現する「たちあがれ日本」が国を救う

2010年06月05日 | 思想家

 菅直人政権が誕生したことで、左派政権の色彩が強くなることは確実だ。それに真っ向から対決できるのは、真正保守党の「たちあがれ日本」だけである。国の根幹が否定されているにもかかわらず、国民的な不満の爆発を引き出せなかった自民党は、利権屋政党から脱却できないでいる。志の高い自民党の政治家を、個別的には応援しても、政党としては「たちあがれ日本」を中心にして、保守派が結集すべきなのである。そして、左派政権との違いを明確に打ち出すことで、日本が今後歩むべき道を提示しなくてはならない。ここ10年ほど日本の政治は、試行錯誤を重ねてきた。国際化を口実にして、市場原理を優先させる政治が横行し、それが中小零細企業に打撃を与えた。地方もまたその影響を受け、シャッター通りばかりになってしまった。しかし、自民党に取って代わった民主党も、国民の期待に応えられないばかりか、この国を解体させる政策の実現に血眼になっている。永住外国人の地方参政権の付与法案は、国民主権を明記した憲法に違反しており、夫婦別姓を認めるような法案は、日本の国柄を根本から覆す悪法である。混迷の世を見るにつけ、純粋な勤皇党であった、河上彦斎の歌が思い出されてならない。  

火もて焼き水もて消せど変らぬはわがしきしまの大和魂

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