何もしないのに支持してくれる国民がいるのはありがたいことだろう。事務所経費のことでも疑惑が持たれる大臣が出てきたのに、菅直人政権も、鳩山由紀夫政権と同じで、自浄努力はまるでなし。国民の反応も、自殺するほど追い詰められた大臣がいた自民党とは、雲泥の差なのには驚く。会津っぽとしては、やはり気になるのは、玄葉光一郎公務員制度改革相のことだ。彼の義理の父は、佐藤栄佐久前福島県知事である。自民党政権下でも、選挙が強かったのは、現職知事の支援があったからだという。その佐藤前知事が2006年10月23日、収賄容疑で逮捕されたわけだから、玄葉大臣に対する福島県民の目は、冷たいものがある。建設会社からパーティ券を購入してもらっていたのは、県の仕事を餌にしていたので、という疑いが持たれているからだ。さらに、義理の息子を当選させるために、それまでの自民党色を薄めて、民主党の渡部恒三代議士と近づいたともいわれる。玄葉大臣を清潔だと思っている福島県民がどれだけいるか、アンケートをとってみればいいい。菅政権は、小沢一郎前幹事長のような利権屋との違いを強調しているが、本当にそんなことを言ってしまってよいのだろか。政治家は大体が同じ穴の狢なのである。にもかかわらず、綺麗ごとばかり口にする人間が一番危険なのである。平気で嘘をついているわけだから。
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