小沢一郎を利用していたくせに、選挙に不利というので、知らぬ顔をするのはいかがなものだろう。本当の左翼ではなく、見せかけだけのサヨクのやることは、その程度なのである。団塊の世代のファッションであった革命ごっこにうつつを抜かしながら、見事に転身した連中のすることは、そんなものである。しかし、小沢を排除してクリーンな政治とやらを宣伝しても、明日の飯にも困っている民衆にとっては、まったく縁遠い話で、もう一つピントこないはずだ。70年安保闘争でもっとも激しく戦った者たちは、市井の片隅で生きているのであって、大見得を切るような立場にはいないのである。千谷由人は、ケロちゃんの看板を盗んできたことがあるそうだが、今は亡きジャズ評論家の平岡正明のように、犯罪者同盟を結成し、「あらゆる犯罪は革命的である」と主張して本を万引きし、権力をとやりあったのとはわけが違う。悪戯気分の延長でしかないのである。悪党と呼ばれる小沢の豪腕を頼っていた民主党が、サヨクの台頭によって、気の抜けたビールになってしまった。支持率はいくらアップしようとも、元の社会党に先祖返りをするのだろうか。革命をするにはきれいごとではすまないのである。小沢はそれを熟知しているから、保守派にとって最大の敵なのである。菅直人や千谷、さらに枝野幸男あたりでは、保守派も闘争心がなえてしまうから、さっさと自滅すればいいのである。
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