保守主義こそが日本を救うのである。1990年代から今日まで続いた改革の大合唱によって、日本はメチャメチャにされてしまった。保守主義は共同体主義とも称されるが、佐伯啓思は『国家についての考察』のなかで、保守主義の特徴として、国家と個人とを仲立ちとする家族、コミュニティなどを重視することに言及している。さらに、そこには、自分たちの先人への同情と共感も含まれるのである。「個人と国家をつなぐものとしての歴史的なもの、そして心情的なコミットメント、つまり愛国心、愛郷心に対しても無関心でおれないからである」。私が会津人であることにこだわり、涙なしには語れない歴史を大切にするのも、日本人として、国のために散華した人たちを悼むのも、保守主義者であれば、当然のことなのだ。抽象的な個人というのは、どこにも存在しない。どんな人間であろうとも、宿命として、共同体や国家の刻印を背負わされており、その宿命からは逃げられないのである。先の戦争で敗北して以降の日本は、国家であることを否定された。保守主義の基盤が破壊されたのだった。しかし、今それが変わろうとしている。サヨク政権を打倒するために、日の丸の旗のデモ隊が都心にあふれており、家族とコミュニティの絆を再認識をしようとする保守の運動が高まっているからだ。
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