草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

民主党政権がTPP推進や除染PRに血税使って新聞広告!

2012年04月03日 | マスコミ評

 「背に腹は代えられない」といわれるが、民主党政権による新聞広告の無駄遣いは、あまりにも目にあまる。国民の血税を使って、TPPへの交渉参加に向けた世論をつくろうとしたり、できもしない除染をPRしたりで、新聞社孝行に余念がない。今日の赤旗によると、3月31日付で朝日、読売などの全国五大紙に費やされた広告料は、実に1億4千万であった。さらに、3月8日から31日にかけて、東京新聞などのブロック紙、その他の県レベルの地方紙などにも、1億円が投じられたのだった。扱いはいずれも天下の電通である。このほか、私が住む福島県では、福島民報、福島民友の二紙に環境省の広告がデカデカと載っている。こちらの方は除染のPRだが、いずれにせよ、民主党政権は、マスコミを総動員して、反転攻勢に出たいのだろう。政府の広報紙になり下がってしまえば、国民からの信用がなくなるのを、どうして理解できないのだろう。ギブアンドテイクを証明するかのように、どの全国紙の社説でも、TPPへの交渉参加を呼びかけており、国民の知る権利はどこ吹く風である。それと比べると立派であったのは、『暮らしの手帳』の花森安治である。商品の使用実験を目玉にしていたために、企業広告を一切掲載しなかったからだ。赤旗あたりに揶揄されるようでは、もう新聞社もおしまいであるが、金権を批判していたと思ったらば、一番毒されているのが自分たちであったというのでは、笑い話にもならない。

 
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放射線が恐ろしいのは危険であることを感知できないからだ!

2012年04月03日 | 災害

 民主党政権は、福島第一原発の事故が収束したかのようなことを口にしているが、それは真っ赤な嘘である。原発事故を危惧していた一人に、軍事評論家の故江畑謙介がいた。江畑は『兵器と戦略』のなかで、核兵器の開発によって、核エネルギーの平和利用が進んだことに触れ、「不十分な技術レベル」であるにもかかわらず、パンドラの箱をあけてしまったことを問題視し、「放射性物質に関連する事故であれば、自然では治療できない汚染を生じさせる。ウラン235の半減期は7億年、プルトニウム239で2万4000年、コバルト60でも5年という長さを見ただけで、絶望的な思いにならざるを得ないだろう」と述べたのである。地球が誕生してから現在まで、自然界には放射線が存在しとはいえ、自然放射能のレベルを超えると、人間は生命の危機にさらされるのである。その意味からも、原発事故は絶対に起こしてはならなかったのだ。とくに、深刻なのは「人類には放射線に対して何ら警戒機能が備えられていない点である」と江畑は指摘している。危険であるということが感知できないからこそ、福島県東部であっても、マスコミの大本営発表を鵜呑みにして、ついついそこにとどまってしまうのである。致死量の被曝を受けたとしても、何も感じないわけだから、最終的にどの情報を信じるかなのである。人が住める環境でないことを一番知っているのは為政者であり、だからこそ、はした金を福島県民全員にばら撒くのだということだけは、心に留めるべきだろう。

 
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