この先日本はどうなるのだろう。今日あたりは、ようやく上向いてきた株価も頭打ちだし、収束したはずの福島第一原発では、窒素注入が停止して大騒ぎに。さらに、そこに輪をかけて、福島第一原発の周辺の地域について、住民を帰還させないエリアを設定することを、平野達男復興大臣が口にする始末。これまでは、除染によって希望する人全員の帰還を目指す、と言っていたはずなのに、それもまた真っ赤な嘘であったのだ。それでいて、マスコミはジャーナリストとしての責任を放棄して、統治能力なき民主党政権をヨイショするだけ。極めつけは、NHKが今日のゴールデンタイムの「クローズアップ現代」に野田佳彦首相を出演させ、「停滞を打破できるか」についてインタビューしたことだ。深刻なデフレにもかかわらず、消費税増税に向けて世論誘導をしようと、なりふりかまわないのである。どうして、そこまでして民主党政権を支える必要があるのだろう。野田首相がいくら語りかけても、それで心動かされる国民は皆無だろうに。お上の言いなりであることを、NHKは自ら認めたようなものだ。読売や日経ばかりでなく、そこに朝日やNHKまで加わっての消費税増税キャンペーンには、国民もホトホト嫌気がさしているのではなかろうか。とくに私は、野田首相のあの喋り方が気に入らない。真実味がこもっておらず、やたらと強がりを言うのは、自信のなさの裏返しではないかと思う。
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