女絵の夢二愛せし奈良屋九重
寅さんも粟饅頭は小池屋で
清作の母のお菓子は太郎庵
大仏がおわす地酒は笹政宗
一ノ堰棒鱈しゃぶる母の味
灯火はありがたきかな絵ローソク
会津では饅頭さえも天婦羅に
嫁入りのタンスの桐の花ゆかし
祝いには鯉の甘煮の昭和かな
野趣なりし大根おろし会津蕎麦
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女絵の夢二愛せし奈良屋九重
寅さんも粟饅頭は小池屋で
清作の母のお菓子は太郎庵
大仏がおわす地酒は笹政宗
一ノ堰棒鱈しゃぶる母の味
灯火はありがたきかな絵ローソク
会津では饅頭さえも天婦羅に
嫁入りのタンスの桐の花ゆかし
祝いには鯉の甘煮の昭和かな
野趣なりし大根おろし会津蕎麦
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なぜ石原慎太郎が賭けに出たのか。文藝春秋の平成22年12月号に掲載された「日本堕落論」のなかで、その思いの丈が綴られていた。その時点で石原は「この先尖閣問題はさらに加熱され、日本、アメリカ、中国三者の関わりを占う鍵となるに違いない。要はアメリカは本気で日米安保を発動してまで協力して尖閣を守るかどうか。守るまい。守れはしまい」と書いていた。そうであるならば、日本だけで領土を死守する以外になく、あえてその捨石になろうと考えたのだろう。現在のアメリカは、中共と事を構える気などサラサラない。それよりも、日本が突っ張って、自分たちが巻き込まれることを恐れている。これまで日本人は、日米安保条約があるからと、アメリカの軍事力を頼りにしてきた。核の傘を信じきってきた。しかし、石原はそんな楽観論には与しない。「核の傘はまぼろしだ」と突き放すのだ。同じ敗戦国でもドイツは、自らは核武装をしなくても、「アメリカの核兵器を自国に持ち込ませその引き金に指をかける権利を保有している」のだという。アメリカへの不信感がまず石原にはあって、それで「東京都による尖閣諸島の購入」を決断したのだろう。尖閣をめぐっては、日米の絆が本物かどうかが試されているのだ。日本は今、かつてない岐路に立たされており、経済大国を維持するために、自主防衛力を強化するか、それとも小国に甘んじるか、そのいずれかを選択するしかないのだ。
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