草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

開成山から五百渕にかけて郡山のホットスポットではないか?

2012年04月23日 | 災害

 福島県民はそれほど愚かではない。何もなかったかのように暮らしているわけではない。国道49号線を利用して、昨日、郡山市に出かけてきた。会津から中山峠のトンネルを抜けると、そこは旅館街が軒を連ねた磐梯熱海だが、空気中の放射線量は、わずかに会津を上回る程度。1時間あたり0・3マイクロシーベルトを超えて、車内の線量計がピーピー鳴り出したのは、郡山市の市街地に入ってからだ。それは阿武隈川を越えるまで続いた。とくに高い数字を記録したのは、開成山公園から五百渕公園にかけて。1時間あたり0・6マイクロシーベルト以上の、放射線管理区域に該当するのではないか。街を行き交う人々も、マスクをつけている人が目立った。国や県が本当のことを教えてくれないというのは、福島県民であれば、じゅうじゅう承知している。しかし、ようやく手にしたマイホームや、今の仕事を捨てるわけにはいかないのだろう。それをドラスチックに変えることができるのは、国家権力だけである。戒厳令が布告され、その場所から退去を命じられれば、それに従うしかないからだ。また、一口に郡山市と言っても、放射線量にバラつきがある。それを考慮した街づくりは考えられないものだろうか。小中学校を移転すれば、除染よりも経費がかからずにすむはずだ。確率から言えば、癌で死ぬ人は一握りかもしれない。それでも、このまま放置しておけば、後悔先に立たずということになりはしないか。その意味からも、国や県の責任は重大なのである。

  
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小沢の裁判での有罪無罪はたいした出来事にあらず!

2012年04月23日 | 政局

 小沢一郎への判決が今月26日、東京地裁で言い渡される。有罪か無罪かでマスコミは大騒ぎだが、どちらになろうとも、たいした出来事ではないと思う。かつて山本七平が小沢の師である田中角栄の裁判について書いたように「一大ニュースになっても、歴史の方向を決定づけるような事件では」(『「常識」の非常識』)ないからだ。もし無罪であっても、主義主張が一貫しない小沢には、今後の日本の政治を引っ張る力量がない。あくまでも自己保身しか頭になく、そのために小沢グループを拡大し、政治を私物化しているだけだ。政治はあくまでも結果責任なわけだから、小沢だって一般レベルの倫理観があればよいのであって、政治家として何をしたかが問題なのである。これまで私は、小沢に期待して度々エールを送ってきた。しかし、それは無い物ねだりであったようだ。小沢は『日本改造計画』で、自己責任をともなう「普通の国家」を主張していたはずだ。ところがある日突然、コロリと態度を変えた。いつの間にやら、連合と結託して、負け組を救済するための、大きな政府を説き始めたのだ。これで小沢に嫌気をさした人も多かったと思う。さらに、現在の民主党執行部を批判しても、それは見え透いた恫喝でしかなく、実際に民主党を飛び出す覚悟は微塵もない。それを見るにつけても、金権利権よりも、私は信念なき小沢一郎が許せないのである。

 
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