草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

石原慎太郎と加藤紘一が保守とリベラルの双璧ではないか?

2012年04月27日 | 政局

 橋下徹とか、小沢一郎よりも、私が今もっとも注目するのは、石原慎太郎と加藤紘一だ。前の二人は明らかにポピュリズムで、根っこがまったくない。それと比べると、後の二人は違う。確信犯であり、腰が据わっている。今の日本人の多くは、前者の二人を過大評価しているが、歴史に名をとどめるのは、石原と加藤ではないか。この二人は、対立軸がはっきりしている。石原にとっては、国益を重視するというのは、尖閣を手放さないことである。尖閣の島々に日の丸がはためいていないと、気が気でならないのだ。加藤の方は、それとは180度違う。日中が反目するのであれば、それを避けることを最優先させる。戦後民主主義の落とし子であり、経済オンリーで、リベラルそのものである。私は石原の意見が正しいとは思うが、加藤がどんなことを言うかについても、注意を払っている。政治家は命がけで、ことにあたらなくてはならない。生半可な思いつきでやられたのでは、国民は大いに迷惑するのである。野田佳彦首相と谷垣禎一自民党総裁の党首討論よりも、私は石原と加藤の大人の議論を聞いてみたい。国民が頼りにしている指導者は、本当のところは数少ないのである。横山ノックや青島幸男を大阪や東京の知事にした二の舞を演じるようでは、日本もおしまいである。今こそ第二の石原と第二の加藤が出てこなければならないし、それを待望しているのは、私だけではないと思う。

 
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小沢一郎無罪騒動は民主党政権崩壊の始まりだ!

2012年04月27日 | 政局

 小沢一郎無罪騒動は、私が予想したごとくの展開を辿りつつある。一日過ぎた今日の段階で、小沢は元の木阿弥に戻りつつあるからだ。昨日の日本テレビの「情報ライブミヤネ屋」でも、コメンテーターが「あんな判決が出るようでは、どんな犯罪者でも無罪になるんじゃないの」と呆れていたが、それが国民全体の感想ではなかろうか。無罪になったというので、鬼の首でも取ったかのように大はしゃぎしたのは、小沢擁護のいつもの顔ぶれだけで、国民は案外覚めていたのである。しかし、民主党内はこれからが大変だ。国民のことなどそっちのけで、権力闘争にうつつを抜かすはずだ。9月の代表選に向けて、今の民主党執行部と、小沢グループの綱引きは過熱する一方だろう。水と油で一本化するのは難しいわけだから、野党が攻勢に転じるのは必至で、いよいよ解散総選挙が日程に上ってきた気がする。国民はほとほと民主党政権に嫌気をさしており、小沢がどうのこうのよりも、もっとまともな政治をやって欲しいのである。橋下徹が大飯原発の再稼動をめぐって、発言がぶれているのは、いよいよ政権の一角を担う可能性が出てきたために、少しばかり軌道修正をしたのだろう。このまま推移すれば、自公と大阪維新の会の連立政権が誕生する可能性が強い。小沢はすでに過去の亡霊でしかなく、民主党政権も泥舟でしかないからだ。国民にとっては、民主党の政治はくわばら、くわばらなのである。

 
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