草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

安倍新政権では国が原発事故対応の前面に立つべきだ!

2012年12月25日 | 政局

 復興大臣に福島県2区選出の根本匠代議士が内定したようだが、福島県民の一人として、それだけは是非とも実現してもらいたい。復興大臣が大変な激務であることは容易に想像が付くが、ここは命がけでやってもらわなくては。民主党政権下の原発事故対応はデタラメで、遅々として進んでいない。地元からの大臣誕生ともなれば、現場を熟知しており、これまでとは変わってくるはずだ。また、根本代議士は、東北志士の会の代表として「地域の雇用を支える中小企業の再建」を訴えてきた。東北大震災でガタガタになった中小企業に対して、直接資本を注入する案を提案している。その柱となるのが「地域創造復興国策ファンド」である。福島県内の中小企業のなかには、東京電力からの補償でもって、かろうじて倒産を免れているところが多い。それだけに、根本代議士の政策提言は貴重なものがある。ただ、それと同時に、忘れてはならないのは、郡山市や福島市にとどまっている子供たちのことだ。放射線管理地域に人々が住むというのは、法律的にも問題があり、健康対策に万全を帰して欲しい。そして、除染によって住めるようになるのか、隠さずに本当のことを福島県民に教えて欲しい。今回の衆議院選挙で、福島県民は圧倒的に自民党に投票した。統治能力のない民主党政権のように、東京電力任せにするのではなく、国が責任を取ってくれると信じたからだ。福島県民の不安はまだまだ解消されていない。しかし、国が本格的に乗り出してくれるならば、それが希望へと変わるのである。福島県民を「棄民」にするかどうかは、安倍新政権の政治の力にかかっているのである。


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権謀術数の外交と違って安全保障は確固たる決意だ!

2012年12月25日 | 政局

 安倍新政権のスタートが秒読みになってきたが、私たち国民が忘れてはならないのは、安全保障の面でも、日本がかつてない危機に直面していることだ。安倍晋三自民党総裁の肩に、国民の命がかかっているのである。政権発足前から、安倍総裁が腰砕けになったかのような印象操作が、多くのマスコミで行われている。外交交渉は相手があることであり、選択の幅を広げておくことは大切だ。今から自分の手を縛ることはないだろう。しかし、国を憂うる国民の応援を受けて、衆議院選挙で大勝したわけだから、ここぞという時には、リーダーとして決断してもらいたい。戦後の日本は、安全保障については、まったくのお花畑であった。カール・シュミットは『政治的なものの概念』(田中浩・原田武雄訳)のなかで、夢物語の非武装論を「無防備の国民には友しか存在しない、と考えるのは馬鹿げたことであろう」と述べるとともに、「一国民が、あらゆる政治的決定を放棄することによって、人類の純道徳的ないし純経済的な状態を招来することなどありえないのである。一国民が、政治的なものの領域に踏みとどまる力ないし意志を失うことによって、政治的なものが、この世から消え失せるわけではない。ただ、いくじのない国民が消え失せるだけにすぎないのである」と痛烈に批判した。お花畑の日本人は、中共が尖閣諸島に攻めてきているのに、北朝鮮が日本に向けて弾道ミサイルを撃ってきているのに、丸腰になることが最善の策と考えているのだ。いかに自民党が衆議院選挙では過半数を制したとはいえ、護憲勢力の公明党との連立政権である。すぐに安倍カラーを出すのは難しいに違いないが、国家として身構えるという危機意識だけは、常に念頭に置くべきだろう。


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