安倍首相は就任早々、防衛大綱と中期防の見直しをするように、小野寺五典防衛大臣に指示した。日米同盟を基軸にしながらも、日本自らの手で尖閣諸島を守り抜く決意の表明である。安倍首相はやるべきことはやるのだ。中共の挑発は目に余る。領海侵犯どころか、最近では領空侵犯するまでにエスカレートさせてきている。森本敏前防衛大臣が離任あいさつで、「日本はそう遠くない時期に国家安全保障上の試練を受けるのではないか」と述べた。それだけ中共や北朝鮮の脅威が切迫していることを、多くの日本国民に知って欲しかったのだろう。サヨクやマスコミが言っていることは、そうした現実に目を向けず、日本が「右翼国家」になるかどうかを問題にしているわけだから、ピンボケにもほどがある。森本前防衛大臣は、野田佳彦首相に請われて民間から入閣したが、一日一日背筋が凍るような思いをしたのではなかろうか。ようやく、安倍政権が誕生したことで、国を挙げて危機に対処する環境が整いつつある。中共が海軍を繰り出す事態になれば、海上保安庁にばかり重荷を負わせることはできない。海上自衛隊が活動しやすいように、法律を全面的に改正することも必要だろう。中共の出方を見守ることも大事だが、準備を怠ってはならない。まずは虎の子である潜水艦を配備し、24時間監視を続けるべきだろう。こちらも魚雷などの武器を持っており、簡単には手が出せないはずだ。さらに、習志野の空挺部隊をいつでも派遣できるように、前線基地を沖縄に設けるべきだろう。いざとなれば、日本人は一致結束して外敵と戦うのであり、簡単に白旗は揚げないのである。守りがしっかりしていれば、日本国民に覚悟があれば、侵略を思いとどまらせることもできるのである。
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