草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

小沢昭一的死を悼む 5首

2012年12月10日 | 短歌

芸人の慄きがありかなしみも江戸っ子なれば野暮はなしよと

また一人昭和芸人逝きしかな聞きなれし声雪降らす天

虹の橋晴れたる空に消えしかな小沢昭一「天然の美」よ

ささくれし世に潤いと笑いとを旅芸人のつぶやき今も

助平を人の性とて冗談でまぶしていたね日々のラジオで

 
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選挙違反をやらかして勘違いと居直りですまそうとするのは悪質だ!

2012年12月10日 | 政局

 総選挙に突入して、政治家の愚かさが際立つようになった。一国の総理大臣や現職の市長が公職選挙法を守らないのは、まさしくそれを象徴している。彼らにとっては法律などどうでもいいのである。遵守するに値しないと、内心思っているのだろう。片方は運動員の勘違いで処理し、もう一方は居直った発言を続けている。市長の方は立候補をしているわけではないから、手加減を加える必要はないだろうが、「市長の仕事は判断する仕事。オフィスにいなくてもメールでできます。これが現代の仕事術」としゃしゃと言ってのけたのにはまいった。まさしく詭弁家そのものではないか。この程度の人間しか政治家がいないわけだから、国民が政治に失望するのはあたりまえだ。マックス・ウエーバーは支配の型として「合法的支配」「伝統的支配」「カリスマ的支配」の3つを挙げている。それは同時に、政治家が国民の支持を取り付けるにあたっての型でもある。「伝統的支配」は過去から受け継いだ価値によって権威が与えられ、「カリスマ的支配」では個人にカリスマ性が求められる。これに対して「法的支配」では、法律にのっとっているかどうかが問題視されるのである。現在の日本には、オーラを感じるような政治的指導者は皆無である。せいぜいテレビに出ていたというので、親しみを覚える程度ではなかろうか。伝統にもとづくというのは固定化される傾向がある。今回の総選挙で過半数を占めた政治勢力が政権を担うのは、法にもとづくからだ。その意味からも法律を認めない政治家であれば、いくら口が達者でも、国民からは支持されるわけはないのである。


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