日本を取り戻すためには、焦らずに地道な努力が必要ではないだろうか。まずはアベノミックスで国民に安心感を与えるべきだろう。最終的には憲法改正を目指すべきであり、その旗をおろしてはならないが、当面の課題もなおざりにはできない。デフレから脱却し、景気を回復させ、雇用をつくっていく。それが達成されてから、じっくりと腰を据えて、本題に入ればいいのである。民主党が野に下ることで、経済政策以外でも、国の役割が再認識されつつある。原発事故被害者への補償が遅々として進んでいない。東京電力というよりは、ここは国が前面に出るべきだろう。一民間企業のせいにするのではなく、これまで原発に依存してきた、国の責任こそが問われているのである。さらに、今後のこともあり、真相究明も徹底的に行ってもらいたい。それを隠蔽するために、民主党政権は関係機関の議事録すら作成しなかったのである。「官から民へ」ではなく、国家の関与を認めるのが保守である。その場合に忘れてならないのは、国として果たすべき役割である。新自由主義に踊らされて、ここ10年ほど日本は迷走を続けてしまった。安倍新政権は、その反省を踏まえての船出となる。安倍晋三総裁は過去の自民党からの決別を口にしており、アベノミックスを前に進めることで、日本を復活させようというのだ。それを成功させるためにも、保守派が結束して安倍総裁を支えなくては。
←アベノミックスを支持する方はクリックを