草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

新政権誕生まで目が離せない尖閣諸島への中共の挑発!

2012年12月11日 | 安全保障

 今日午後1時15分頃と20分頃に、2隻の中共の海洋監視船が尖閣諸島・久場鳥沖で日本の領海に侵入し、海上保安庁の警告を無視して、現在も航行している。日本が総選挙に突入している時期を狙って、軍事的に挑発してくることも考えられ、尖閣諸島周辺は風雲急を付けているのだ。私が危惧するのは、民主党政権のうちに、既成事実化をごり押ししてくることだ。武装工作員を上陸させれば、海上保安庁ではお手上げである。野田佳彦首相は自衛隊の投入を考えていないはずだ。今回の選挙戦でも、自衛隊を国軍として認知することで、侵略に対抗する気概を示すのではなく、それと逆のメッセージを出し続けている。武器の使用も辞さない覚悟を内外に示す勇気などは露ほどもない。抑止力にもなり、海上保安官の犠牲者を出さなくてすむのに、あまりにも危機意識が乏しい。日本人が選挙にかまけている今こそが、中共からすればチャンスなのである。武装工作員レベルであっても、地対空の携帯用ミサイルや機関銃などで武装していれば、手強い相手になる。民間人を装っていれば、日本側はけん銃やライフル銃で対抗するしかない。投票日まで後わずかである。そんな最悪のことにはならないとは思うが、警戒だけは怠るべきではないだろう。流血の惨事を防ぐためにも、一日も早く政権交代を実現させ、尖閣諸島の守りを強化すべきだ。侵略者が目の前に迫っているにもかかわらず、お花畑でいられる神経が私には理解できない。


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「声なきものの声」(西田幾多郎)を問題にするのが保守だ!

2012年12月11日 | 思想家

 会津地方は雪にすっぽりとおおわれてしまった。3日前にスタッドレスに履き替えていたので、何とかことなきを得た。昨日もあちこちで車が転落したり、スリップ事故が相次いだ。もうこの季節になると冬籠りをするしかなくなり、決まって人間も謙虚になるものである。外の世界に向いていた眼差しが、自分自身に向けられるからだであり、西田幾多郎が述べているように、日本人の心を成り立たせしめている根拠を問題にしたくなる。「幾千年来我等祖先を孚(はぐく)み来った東洋文化の根底には、形なきものの形を見、声なきものの声を聞くと云った様なものが潜んで居るのではなかろうか。我々の心は此の如きものを求めて已まない」(『働くものから見るものへ』)。西田が言わんとするところは、現象世界の背後にイデアを求めるのではない。仏教について論じながら「自己そのものに徹底して、自己を無にして有なるものと考えた。主体の底に主体を否定して、そこに客観的な世界を見出したのである」(『日本文化の問題』)とも書いており、自己主張をするのではなく、自らを無にすることで、本来の自己を回復し、結果的に未来を形成することになるのだ。目下、総選挙の真っ最中だが、党派的イデオロギーを振り回すだけでは、国民の支持は得られない。「声なきものの声を聞く」といった姿勢がなければ、混乱を増長させるだけだ。そして、その声は、日本の根本を否定することを望んでいないはずだ。日本の国柄がつつましいのは、東洋の論理が私たちの心に働いているからだろう。


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