草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

ネット選挙禁止で喜んでいるのはマスコミと大手代理店だ!

2012年12月04日 | マスコミ評

 インターネットを使った選挙ができないのは、日本が遅れているからだ。廉価な情報発信源として、ネットに優るものはない。偏向したマスコミの恣意的な報道は、やりたい放題なのに、定期的にそれなりに部数を発行していれば、怪文書とは違うというので、別格視されているのである。できればマスコミは、ネットを怪文書の部類と一緒にしたいのだろう。選挙戦を制限することで、大もうけをしているのだから、既得権益に胡坐をかいているのである。しかし、それを黙認してよいのだろうか。そこには、民放にCMを流せるというので、製作費や電波料をもうける大手広告代理店も介在している。新聞の広告も同じである。そんな無駄金を使わずに、ニコニコ動画で討論すれば、それほど経費はかからないはずだ。さらには、場所を選ばずに貼られているポスターも、私からすれば目ざわりだ。連呼しかしない宣伝カーも耳触りでしかない。時代は大きく変わりつつある。テレビしか見ない世代は、権力の思いのままに操られがちである。これに対して、ネットでは、少数意見もそれなりに尊重される。少数派にも発言の場がある。そして、ある特定に個人を狙い撃ちにして、あまりにも酷いネガティブキャンペーンをマスコミが繰り広げれば、それに水を差すことも可能だ。公職選挙法で禁止されていることもあり、今回の総選挙においては、配慮を示すのが大人だろう。直接選挙を論じなくても、政策ごとの意思表示は禁止されておらず、そこで言論戦を挑むしかないのである。


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中野剛志が述べているように今は避戦よりも攘夷だ!

2012年12月04日 | 思想家

 今日本が問われているのは、国家としての主権と独立をどう維持するかである。中野剛志の『TPP亡国論』は、その辺のことを鋭く指摘している。中野は江戸幕府の対外政策について「一貫して、避戦であり平和主義でした。鎖国は、その避戦のための政策でした」と述べるとともに、18世紀後半になって、松平定信が開国をひそかに決意したのは、ロシアの脅威を感じていたからだという。あくまでもことを構えたくなかったのである。これに対して「攘夷・鎖国論の徳川斉昭や会沢正志斎らは、情勢の変化によって攘夷・開国論へ転じます」と分析する。明治国家もまた「攘夷・開国論」であるのはいうまでもない。さらに、中野は「明治維新とは避戦・開国の路線を否定し、攘夷・開国を実現するための一大変革でした。明治の精神は、一貫して尊皇攘夷でだったのです」と断言している。幕末期にあっては、欧米列強の外圧がひしひしと迫ってきていた。だからこそ、独立を守りながら開国する道を選択したのである。同じように、現在の日本も独立の危機に瀕している。防衛力を整備し、中共や北朝鮮、韓国に毅然たる態度をとるべきなのである。アメリカに守ってもらうためにTPPに参加するのであれば、危機に対処できなかった幕府の二の舞になるだけだ。国防軍の創設に関して、マスコミは寄ってたかって批判している。攘夷を否定し、アメリカの属国に甘んじろうというのだろう。たとえ開国が世の趨勢であったとしても、国益を死守する覚悟が前提である。明治維新を成し遂げた者たちがそうであったように。


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