サヨクといえば野合と内ゲバである。最初のうちは、反自民とかで元気がいいが、間違って権力を手にしたり、退却戦を強いられたりすれば、血みどろの争いをするのである。民主党の分裂劇もその典型である。しかし、民主党の海江田万里代表は、懲りずに同じことを繰り返そうとしている。政権交代可能な二大政党制を主張していたわけだから、それを曲げなければいいのである。新自由主義の急先鋒であるみんなの党と組むというのでは、これまた国民を馬鹿にしているのではないか。さらに、維新の会あたりにも色目を使うにいたっては、もう民主党はおしまいだろう。経済政策の面で、民主党政権は、とんでもないへまをやらかした。政権交代前は、小さな政府をスローガンにした小泉内閣を批判していたのではなかったか。本来であれば、国家の関与をを強めて、大胆な景気対策を行うべきであった。それを国民が期待していたのに、やったことと言えば、小泉内閣の二番煎じであった。これに対して自民党は、過去の反省を踏まえて、国の責任を重視する方針に、大胆に路線を転換した。第二次安倍内閣では、新保守主義色が前面に出ている。アメリカのオバマ大統領も、フランスのオランド大統領も、安倍晋三首相と同じような経済政策にシフトしてきている。緊縮財政一辺倒では、デフレから脱却できず、雇用の拡大も難しいのである。ようやく第二次安倍内閣によって、日本が再生しようというときに、大惨敗をした反省もなく、烏合の衆が集まって、邪魔をしようというのだから、海江田民主党は、自分たちの生き残りのことしか頭にないのだろう。
←海江田民主党は論じるにも値しないと思う方はクリックを