会津藩の子弟が叩きこまれたように、「ならぬことはならぬもの」なのである。それを教育に取り入れないから、いじめが横行するのだ。文部省が「心のノート」を復活することに対して、東京新聞が批判している。道徳副教材がよほと気に入らないようだ。それを真正面から論じるのではなく、いちゃもんをつけるにあたっては、「政権交代ごとにコロコロ施策が変わる」というのを問題にしたり、愛国心を養う教育に疑問を呈したりで、いつもの論法である。東京新聞に尋ねたいが、「自分だけよければいい」という子供がどんどん出てきても、構わないというのだろうか。さらに、世界中のどこの国であっても、自分の国を愛するというのは、あたりまえのことだ。とくに、今日本は危機に直面しているのである。安倍晋三首相は、NATOのラムスセン事務局長に親書を送り、そこでは「東アジアの安全保障環境は厳しさを増している」と述べ、NATO側との認識の共有を呼べかけるのだという。切迫した状況があるにもかかわらず、「中共に降伏しろ」と言いたいのだろうか。会津っぽ精神とは、弱い者を助け、国難にあたっては身を捨てるということだ。戦後の日本の教育が駄目なのは、道徳教育を怠ったからではないか。他者の痛みを、我が痛みとしする。そのどこが間違っているのだろう。自分だけが勝ち残ればいいのは、ミーイズムを増長するだけであり、死守すべき祖国に、サヨクは平気で背を向けるのである。
←道徳教育は必要だと思う方はクリックを