アベノミクスが高い評価を受けている。今日の東京市場は、終値として1万900円台を回復した。終値ベースとしては、2年9か月ぶりの高値水準となった。アベノミクスに対して、一部の経済学者やエコノミストは批判を加えているが、現状がそうなっているわけだから、それをどう説明するのだろう。NHKの山田伸二解説委員などは、失敗するのを喜ぶような口ぶりである。「私は懐疑的です」と批判し、「どんな道筋で再生するか分からないからです」といちゃもんを付けている。そこまで言うのであれば、山田解説委員自身がその道筋を示すべきだろう。それもせずに、安倍晋三首相の足を引っ張るのに必死だ。挙句の果てに、デフレを容認するかのような発言をするにいたっては、言語道断である。ガソリンの値段が上がるからとか、国際的に円安が評価されないからとか、言いたい放題である。日本経済が苦境に陥っていたのは、円高でデフレであったからではないか。輸出企業の競争力が低下し、雇用の場が次々と失われたのである。より深刻であったのは、中共や韓国の企業との競争にハンディがあったことだ。それをまったく無視しているのは、それらの国の利害を代弁しているからだろう。そして、最後はお決まりの言葉で締めくくるのである。「実体経済にてこ入れしない限り日本の再生はありません」。そんなことは誰でも知っている。日本の経済が活性化するにつれて、批判のための批判かどうかが、国民にも分かってくるはずだ。
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