草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

円高デフレを容認する山田伸二NHK解説委員を嗤う!

2013年01月25日 | 経済

 アベノミクスが高い評価を受けている。今日の東京市場は、終値として1万900円台を回復した。終値ベースとしては、2年9か月ぶりの高値水準となった。アベノミクスに対して、一部の経済学者やエコノミストは批判を加えているが、現状がそうなっているわけだから、それをどう説明するのだろう。NHKの山田伸二解説委員などは、失敗するのを喜ぶような口ぶりである。「私は懐疑的です」と批判し、「どんな道筋で再生するか分からないからです」といちゃもんを付けている。そこまで言うのであれば、山田解説委員自身がその道筋を示すべきだろう。それもせずに、安倍晋三首相の足を引っ張るのに必死だ。挙句の果てに、デフレを容認するかのような発言をするにいたっては、言語道断である。ガソリンの値段が上がるからとか、国際的に円安が評価されないからとか、言いたい放題である。日本経済が苦境に陥っていたのは、円高でデフレであったからではないか。輸出企業の競争力が低下し、雇用の場が次々と失われたのである。より深刻であったのは、中共や韓国の企業との競争にハンディがあったことだ。それをまったく無視しているのは、それらの国の利害を代弁しているからだろう。そして、最後はお決まりの言葉で締めくくるのである。「実体経済にてこ入れしない限り日本の再生はありません」。そんなことは誰でも知っている。日本の経済が活性化するにつれて、批判のための批判かどうかが、国民にも分かってくるはずだ。


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「一致協力して国家の事に當らねば」と説いた山川健次郎!

2013年01月25日 | 思想家

 白虎隊士から東京帝国大学総長になった山川健次郎は、憂国の志士であった。昭和3年6月に発行された會津會雑誌雑誌33号に「大いに緊張せよ」との巻頭文を投稿している。亡国の民となった会津藩の人間であっただけに、日本全体がそうならないように、警鐘を乱打したのだ。冒頭で山川は「我が国の有様は各方面とも非常に緊張味を欠いて居る様であるが、これは今日の国民が昔の我が日本がいかに貧弱なみぢめなものだったかを知らないからである」と断じた。治外法権を撤廃できずに、外国からも侮られていた。それから脱却できたのは、日清、日露戦争で勝ったからだというのだ。とくに、日清戦争では「日本国内の心配も非常なもので国民全体の緊張味も未曽有といってもよい位であった」と回顧している。当時の支那には、定遠、鎮遠という7千噸の戦艦が二隻もあるのに、日本には4千噸位の巡洋艦があるに過ぎなかった。危機意識から国民は一丸となったのである。日露戦争においても、それは同様であった。ロシアに対しての敵愾心が「国の隅々まで透徹して」いた。いつのまにやら「国家国民全体のためといふ頭がなくなった」のを憂いて、山川は「現在の我が国の国状を考へればもっともっとお互が緊張してしっかり一致協力して国家の事に當らねばならぬと考へる」と檄を飛ばしたのである。日本が侵略の危機に瀕していることもあり、今の私たち日本人に向かっても、警告を発してくれている気がしてならない。


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