民主党の玄葉光一郎前外相が代表選の前倒しを主張している。そんなことは当然であり、集団的自衛行使容認に反対する左派をすぐにでも切り捨てて、安倍政権とは経済政策で競い合えばいいのである。民主党政権が墓穴を掘ったのは、沖縄の普天間基地の移設問題であった。そこで鳩山由紀夫元首相のようなルーピーが出てきたから、左派を勢いづかせたのである。もともとは選挙事情で自民党にいられなくなったから、民主党に逃げ場を求めただけだ。鳩山あたりが安全保障政策を自民党との争点にしようとしたことで、地獄を見たのである。民主党にもまともな国会議員が少しは入る。玄葉や前原誠司元民主代表らは己の信念を貫くべきだ。一時期であっても、国民が民主党を支持したのは、外交や安全保障に賛同したからではない。小泉構造改革に反発したからである。しかし、官僚に丸め込まれた民主党政権は、経済政策では小泉を踏襲した。それが致命傷となったのである。特定アジアに与する国会議員は自民党にもいる。民主党の保守派は前倒しをさせて党首選を勝つか、さもなければ前原グループを中心にして離党し、自民党との連立を目指すべきだ。とくに今は国を挙げて危機に対処しなくてはならないときである。救国政権の樹立が待望されている。そこでのキーワードは、集団的自衛権の行使を容認するかどうかであり、憲法の改正である。古い社会党のような主張をして誰が付いていくだろう。泥船の民主党は沈没寸前である。何人かはお国のために働けるのではないか。国を思う民主党の国会議員は決断すべきなのである。
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