日本のテレビジャーナリズムがいかに誤ったことを口にしようとも、現実の方がどんどん進行している。ベトナムが中共に侵略されかかっているのにしても、いくら隠そうとしてもそれは無駄である。NHKですら大きく取り上げざるを得ないのだから。今日の「サンデーモーニング」をたまたま見ていたらば、これはひどい番組であった。中共の暴挙を一応は批判しておきながら、日本もベトナムと同じ状況にあることに関しては、まったく触れなかったからだ。それでいて、集団的自衛権の行使を容認しようとする安倍政権を、徹底的にこきおろしていた。普通であれば一緒の問題であるのに、そこに出席したキャスターは、そのことを知らないのだろうか、それとも口にするのをためらったのだろうか。帝国主義的な行動に出ているのが中共であり、ベトナムは一歩も引かない構えだ。そのことと日本は無縁ではないのだ。一番嗤ってしまったのは、岸井成格のでたらめな一言であった。尖閣諸島を米軍が自衛隊と一緒に防衛するのに、米軍が攻撃されても自衛隊が反撃しない。それがこれまでの憲法解釈であった。個別的な自衛権のレベルでは、自衛隊は手出しが出来ないのである。しかし、岸井に言わせると、米国が慎重になってきているのだという。朝日新聞あたりと組んでいるニューヨークタイムスの記事を、真に受けているのだろうか。そうではなくて、特定アジアの意向にそって、日本と米国の分断を狙っているのだろう。全て同じ意見のコメンテーターではなく、違った主張の人間を呼べないのは、それだけ自信がないからだろう。低俗なことこの上ない。
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