草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

靖国神社を持ち出してアメリカをけしかけるテレビ朝日を嗤う!

2014年05月02日 | 国際問題

 今日のテレビ朝日のニュースには嗤ってしまった。日韓関係の悪化が「日米同盟のトゲになっている」と論評していたからだ。それもアメリカ側のコメントではなく、政治部の水頭洋太記者が付け足した文言であり、日米同盟に楔を打ち込みたいからだろう。「靖国参拝に激怒したバイデン副大統領」との言い方も、誤解を招きかねない。もしそれが本当であるならば、日本国民の怒りはバイデン副大統領に向くことになる。日本人の死者の祀り方にとやかく口を差し挟む権利は、いくら同盟国であっても許されないからだ。日韓関係を悪化させている原因は、韓国に問題があるわけで、日本が手を差し出さないわけではない。アメリカが安倍首相の靖国神社参拝を持ち出して、日本を批判するにいたっては言語道断である。しかし、テレビ朝日の報道とは違って、アメリカは軌道修正しつつある。オバマ大統領が明治神宮を、ケネディ大使は伊勢神宮をそれぞれ参拝した。いずれも日本の皇室とゆかりのある神社である。アメリカを混乱させたのは日本のマスコミにある。靖国神社を戦争神社であるかのように騒ぎ立て、日本がファシズム国家にでもなったかのような言い方をして、安倍首相をこきおろした。いかに日本のマスコミがそうした発言を繰り返そうとも、圧倒的多数の声なき声の日本人はそれには与しない。ようやくアメリカもそれに気付きつつあるのに、またまた懲りずにアメリカをけしかける日本のマスコミは、国民からそっぽを向かれて当然なのである。

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戦後レジームからの脱却とは失われた日本を取り戻すことだ!

2014年05月02日 | 思想家

 戦後レジームからの脱却とは、失われた日本を取り戻すことなのである。江藤淳はそれを個人的なレベルで語ったが、人は生きているのはまさしくそこであり、かえって言葉の重みを増すのである。福田和也は『江藤淳という人』のなかで、「戦争が彼から奪いとったのは、あらゆる保護の被膜であった。生母を失うことで無言の調和を失った彼は、戦争によって誇りや自信を失った。彼は自分以外の何物もあてにできないことを徹底的に認識する。あるいは自分以外をあてにしない、という認識を通してしか他者と出会うことは出来ないのだということを識る」と書いている。世界は一変してしまったので、自分の世界にとじ込まざるを得なかったのである。銀行員であった江藤の父は、戦後の経済的な混乱によって、疎開先の鎌倉の家を売り払わなければならなかった。そして、生家である大久保付近の変わりようであった。「私が茫然としたのはその一切が影もかたちもなくなっていたからである。そのかわりに眼の前にあらわれたのは温泉マークの連れ込み宿と、色つきの下着を窓に干した女給アパートがぎっしり立ち並んだ猥雑な風景であった」(『戦後と私』)。そして、江藤が「私は顔から血が引くのを感じて眼をそむけた」(『同』)大久保は、今では特定アジアの人たちが住むまちになった。かつての日本が否定されただけではなく、日本そのものが姿を消そうとしているのだ。その悲しい現実を直視しようとすると、江藤の嘆きの声が聞こえてくるのは、私が保守派の日本人だからだろう。

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