草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

反グローバリズムはどこの国も保守政党だ!

2014年05月24日 | 政局

 ネットで主流であった保守がこのところ切り崩されている。どこに軸足を置くかで混乱をしているからだろう。世界中を見渡せば、グローバリズムに真っ向から反対しているのは、それぞれの国の保守政党だ。グローバリズムにサヨクが抵抗しなかったわけではないが、そこの旗頭となっていたインテリが、次々と膝を屈したのである。日本の場合に目を向ければ、サヨクが願っていることは、日本的な国柄が破壊することである。そのためには新自由主義者と手をつないでもいいのである。今でも思い出すのは、経済学者の竹中平蔵とCMの佐藤雅彦が一緒になって、経済の本を出したことだ。竹中と佐藤は無知蒙昧な土民大衆に向かって、改革や規制緩和の必要性を説いた。アメリカの経済学にかぶれた竹中は「日本は後れている」を連発したのである。それはどこかで聞いた言葉ではないか。日本共産党系の講座派のマルクス主義者は、まったく同じ主張であった。「日本で民主主義が実現していない」とのイデオロギーを頭から信じていた。竹中はそれと同じことを私たちに言っているのだ。日本人は自立しなくてはならない。それができないのは、日本が真に民主化されていないからだ。サヨクも新自由主義者も、根本においては大差がないのである。孤塁を守るのは保守だけである。保守勢力を結集して、自民党以外の新しい政党をつくる準備が進められている。いくつものハードルを越えなくてならないが、必ず実現させなくてはならない。自民党だけでは心もとない。新自由主義に対抗できるのは、もはや保守しかいないのであり、世界的に見てそうなのである。

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福島第一原発の吉田元所長の武士の情けを理解しない朝日新聞!

2014年05月24日 | 災害

 福島第一の原発事故が過酷なものであったったことは、今では常識になっている。最前線で指揮を執った吉田昌郎元所長の「聴書結果書」を朝日新聞がすっぱ抜いた。そして、安倍政権の批判の材料にしている。そこで強調しているのが、吉田元所長の命令に従わず、約9割の職員が福島第二原発に逃げ出したことである。もはやその段階で東京電力は機能しておらず、今度再稼働をすればその二の舞になる。そう朝日新聞は言いたいのだろう。しかし、それは論点のすり替えだ。約9割は逃げたとしても、残り1割はとどまったのである。明らかにあのときは死が迫っていた。踏みとどまるかどうかは、結果的に個人の判断に任されたのである。残った者たちが必死に奮闘したおかげで、現在の日本があるのを忘れてはならない。吉田元所長は武士の情けを示したかったのだ。逃げ出した者たちの気持ちを誰よりも知っていたからだ。民主党政権の時代から朝日新聞は、その「聴書結果書」の存在を知っていたはずだ。吉田元所長自身もインタビューに答えたなかで、最後までとどまった職員へのねぎらいの言葉として、わざわざ『法華経』の一節まで持ち出している。国がそれを公にしないのは「安全神話を維持したいからだ」と朝日新聞は決めつけている。吉田元所長の思いはそうではない。とどまったか逃げたかで、同僚を色分けしたくなかったのである。吉田元所長もこの世の人ではない。死人に口なしなのである。命すらも投げ出そうとした人たちにこそ感謝すべきだと思う。吉田元所長の真意を捻じ曲げる朝日新聞は、単なる嫌がらせのレベルなのである。

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