草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

孫文の精神を忘れた中共と欲望だけを重視するアメリカニズム!

2014年05月10日 | 思想家

 精神的に日本を救い出さなくてはならない。ただ時局に対応するだけに終わってはならない。立ち返るべき日本とは何か。その問いかけなしに、私たち日本人は一歩も先に進むことはできないのである。帝国主義的中共になぜ抵抗するのか。それは欧米流の覇道を中共が選択したからだ。言うまでもなく情勢論としては、日本はアメリカとの同盟を維持強化しなくてはならない。しかし、そこにとどまることなく、アメリカに対しては、日本が育んできた道義を説かなくてはならないのである。それは日本浪漫派の保田與重郎が、若い頃を回顧して私たちに残した言葉である。「私はアメリカもソヴェートも一挙に砕破消却するやうな態度を考へることに唯一の文学的立場を思つた。それは近代の政治制度を破壊しつくし、近代の欲望的目的意識を一挙に放下することである。アメリカとソヴェートとは、その目的とする繁栄の欲望の点では何らの本質上のちがひもないのである。たゞ権力所在の方法としてとつている政治制度だけがちがつてゐて、多少アメリカの制度が、くらしやすく自由で陽気で、ソヴェートの方が貧困で自由がなく陰気だといふちがひがあつたが、ソヴェートの言ひ分では、これは過度的だといひ、歴史の必然性は云々と、きまりきつた理屈がそれにつくのが、もはや無意味を越してゐた」(『日本浪漫派の時代』)。日本人で孫文と共に辛亥革命に決起した者たちは、王道を実現せんとした。そして、支那人の多くが逃げた後でも、最後まで踏みとどまって、多くの日本人が支那大陸の土となったのである。王道の精神を裏切った中共はもはや孫文とは無縁である。そして、権力闘争に明け暮れるアメリカなどの国々に対して、いかなる孤立を強いられようとも、日本は道義を説き続けなくてはならないのである。

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住民の安全と安全保障上の観点からも早期の辺野古への移転を!

2014年05月10日 | 安全保障

 沖縄の普天間基地の危険な状態を放置しておくべきではない。それと同時に、辺野古への移設を早期に実現することで、中共の軍事的な挑発に備えるべきだ。安倍政権は来る11月にも予定されている沖縄知事選挙の前の着工を目指しているが、少しでも早めることで、膠着状態からまずは抜け出すべきだろう。民主党政権の時代に、鳩山由紀夫元首相が普天間基地の移転について、「最悪でも県外」と明言した。その候補地があるかのようなパフォーマンスまで行った末に、辺野古という結論に達したのだった。その迷走によって沖縄県民は翻弄されたばかりでなく、中共に対しても誤ったメッセージを与えた。尖閣諸島をめぐって中共が強気の姿勢になったのは、民主党政権の腰の定まらないのを見抜いていたからだ。早期着工が実現するかしないかにかかわらず、沖縄の知事選挙では、それが一大争点になるのは確実であり、安倍政権は正面突破するしかない。中共や南シナ海でも軍事的な挑発を強めている。少しでも弱いところがあれば、領土拡張の足場をつくろうとしている。それを防ぐ手立てを講じることは、国家として当然である。大東亜戦争で沖縄における日本軍の組織的な戦闘が終了したのは昭和20年6月23日である。散発的な抵抗は8月15日の終戦の日まで続いた。沖縄を護る主力は自衛隊でなくてはならない。しかし、当面はアメリカ軍の力にも頼らなくてはならない。それを考えれば辺野古移設しかないのであり、勇気ある決断が求められるのである。

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