自民党は自眠党であり、本来やるべき憲法改正を怠ってきたのである。ここで勇気をもってそれをやろうとしているのが、安倍首相である。しかし、何もしないことを続けてきた自民党の国会議員のなかには、安倍首相の足を引っ張ることで、自分の人気取りをしようとする者も現れてきた。その典型が野田聖子総務会長である。子供を持つ親であることを理由にして、日本が普通の国家になることを阻止しようとしている。マスコミの顔色をうかがっているばかりいる無節操な国会議員は、自民党の方針とは違ったことを、平気で口にするのである。国の防人である自衛隊の存在を日蔭者にしてきた責任は、長く政権を担当して来た政党にある。どこから見ても、自衛隊は違憲としか思われず、一日も早くすっきりした形にしなくてはならない。それもしないで、自衛隊の手足を縛って、それで死地に赴かせるようなことがあっては、自衛隊員にすまなくはないだろうか。明日にでも、尖閣諸島で何が起きるか分からないのである。日本国内の治安の維持のために、自衛隊は投入されることも考えられる。現在の東アジアはかつてない危機に直面しているのだ。国の護りについて自民党内でも見解が分かれるのは、嘆かわしいにもほどがある。日本が主権を回復するには、自民党以外の力が必要とされているのだ。保守が田母神新党を立ち上げ、自民党に揺さぶりをかける。官僚や二世三世の国会議員ばかりの政党よりも、もっとエネルギッシュな政党があれば、日本の政治は大きく変わるのである。自民党の混乱が教えてくるのは、まさしくそのことなのである。
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