一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

271   かきつばた切なき程に真直ぐに  

2011年06月09日 | 

ジャーマンアイリス、アヤメ、ノハナショウブ(野花菖蒲)は、野山の乾燥地に生える。カキツバタ(杜若、燕子花)、ハナショウブ(花菖蒲)は、湿地や水辺に生えている。山に生える著莪は、アイリスジャポニカと呼ばれている。いずれもアヤメ科。

 

尚、菖蒲湯に使う菖蒲は、サトイモ科で花も全く異なり花菖蒲とは別種。

 

さて、今週の作者の別荘には、カキツバタが満開だったそうだ。それも切なき程にである。「切ない」を辞書で調べると、「悲しさや恋しさで、胸がしめつけられるようである。やりきれない。やるせない」、とある。

 

「切なき」が多少オーバーな表現と思われるかもしれないが、かきつばたが立派に咲いた喜び、又、愛情を注ぎ、よく手入れをして育てた自賛もあろう。そうでなければ「切なき」という言葉が思い浮かぶはずがない。

 

 

ムラサキツユクサ(紫露草)

コメント
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