一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

290   虎鶫仕上げ間近の双耳壺

2011年06月28日 | 

トラツグミ(虎鶫)は、ツグミ科の鳥で、体の模様から「虎」が付いた。夜中に笛を吹くような高音で、ヒーヒーと寂しげ悲しげに不気味に鳴くので気味悪がられ、古くから「ぬえ」(鵺)とも言われ、怪物の鳴き声と誤解されたのだとか。

 

 双耳壷は、二つの飾りを付けた壺をいう。焼き物の各部分の名称は、人間の体から名付けられている。壺の場合、耳を始め、口、肩、胴、腰、手、足などと使われ、ある特定の場所を示す。

 

 壺の耳とは、口の下、肩の上あたりに付ける。トラツグミの声と耳のある壺とを取り合わせたのだが、唯それだけのこと。

 

グミ(茱)

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