一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

279   街の灯も汽笛も青葉隠れかな

2011年06月17日 | 

 冬の間見えていた町の夜景のほとんどが、見えなくなった。かすかに木洩れるばかりだ。淋しくもあるが、この冬までの辛抱。

 

東北東に面する山桜を主とする木立は、防風林の役目が強い。見晴らしが良ければ良い、という訳にはいかない。

 

天候や風向きによっては、電車の音だけではなく、町の広報や駅のアナウンスさえも聞こえる。それが、若葉から新緑、そして万緑へ変わると、身も心も町から隔たってゆく、そんな気分になる、特に夜は。

 

 

ニオイバンマツリ(匂い蕃茉莉)

コメント
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